- OS:iOS8.0以降
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- メールやSMSではいつも同じ文章を入力しがちな方。
- 文章テンプレートをあらかじめ用意しておきたい方。
- テンプレートの文章を素早く入力したい方。
- チェックポイント:無駄な機能がなく、シンプルで使いやすいサードパーティキーボードです。あらかじめ定型文を設定しておき、それらをキーボードとして一括入力することができます。機能を絞っている分、キーボードとしての動作が軽いのが好ましいですね。
この分野では、老舗かつ多機能なTextExpander 3があります。バリバリとiPhoneで長文を書く方はには超絶お勧めのアプリなのですが、メールやメッセージで、チョット定型文を使いたいなという頻度であれば、少々敷居が高いかもしれません。帰るコール(「いまから帰ります」って、メールする)や、「今ヒマ?」程度であれば、このShortcuts Keyboardで充分でしょう。大量の文章パターンを使い分けるのには向いていませんが、余分な機能がない分、動作が軽いです。
キーボードとして利用するには、毎度おなじみiPhoneの設定アプリ(歯車のアイコン)から行いますが、文章の登録はShortcuts Keyboardアプリから行います。
シンプルに登録したShortcuts(文章登録の一覧)が表示されます。右肩のプラスボタンで新規追加です。既存のShortcutsをタップすると修正することができます。いずれも作業が終わったら、右肩にあるSaveボタンでの保存をお忘れなく。
登録した文章はキーボードとして一覧表示されます。例えば、メモ帳で利用するとこんな感じですね。他のキーボードに切り替えなくてもShortcutsキーボード内から数字の入力とアンドゥ(入力の取消)ができるのは便利です。また、右下のプラスボタンをタップするとアプリが起動して登録文章の修正をすることができます。
登録した文章をキーボードとして利用するにはフルアクセスを許可する必要があります。許可しないと、アプリに標準登録された文章しか表示されませんので、ご注意ください。
フルアクセスは、ローカル(アプリ内)に保存されたデータを呼び出すためのものと思われます(フルアクセスを許可しないと右下のプラスボタンも動作しません)。それでも、念のためパスワードや重要な内容は登録しない方が良いでしょう。
サードパーティキーボードについては、iOSに導入されてからの歴史が浅いので、まだまだ不十分な部分があると感じています。フルアクセス機能については詳細な情報、例えばどこにアクセスしているのか?どんなデータを送受信しているのか?など情報が開示されて、ユーザーが判断できるようになってほしいものです。次期iOS8.2にはそれぐらいの機能強化はしてくれるのかなぁ?。