当鑑定団ではゲームアプリのレビューはあまりしていません。理由はただ単に時間がない(個人運営ですので)からです。ツール系のアプリと違い、ゲームはある程度の時間をかけないと評価できないものが多いからです。起動後秒速で削除するクソゲーも多くあります(iPhoneに限りませんが)ので、これも無駄に時間を浪費させられます。
そんな中でも個人的にずっと楽しんでいるゲームアプリがあります。その内の1つがラブライブ!スクールアイドルフェスティバルです。
そのラブライブ!が先日来、ゲームをプレイしている最中に「タップ落ち」が頻繁に発生するようになりました。タップ落ちというのは、タイミング良く所定の場所をタップしたにもかかわらず、「ミス」の判定、つまりタップされなかったことになってしまう現象です。
これが、操作ミスとか、iPhoneのスペック(性能)の問題というレベルを超えて多発し出したのです。もうマジ、ゲームが継続できないレベルの酷さでした。
タップ落ちの原因として考えられるものは幾つかあります。
- ハードウェアの性能が低く、ゲームの演算処理に追いつけていないため、処理落ちしている。
- CPU性能、メモリ容量の他、ネットワーク回線の速度なども影響します。
- バックグラウンドで他のアプリが稼働しているとその分、CPUやメモリが消費されるため、フォアグラウンド(プレイ中のゲーム)に影響が出ることがあります。
- パネル反応の問題
- 実はタップ落ちではなく、判定範囲の問題である。
- タップを有効とする範囲が極端に狭い、あるいは状況によって有効範囲判定が可変するために、ユーザーがタップしたと「勘違い」している。
- 実はタップ落ちではなく、判定時間の問題である。
- 物理的な有効範囲の他にも、一定の時間内にタップされたという時間もタップの判定要素です。
- ソフトウェアが無駄、あるいは冗長な処理を行っている。
- バグではないが、パフォーマンスが悪い!と評価される状態です。
- アプリケーションのバグ
- パネル反応の問題
- ハードウェアの故障
iPhoneのパネルは指などの帯電する物体でないと反応しませんが、まさかプレイ中に一時的に指が帯電しなくなるということは考えにくいですね。
試してみましたが、タップ落ちが発生(いったん発生しだしたらしばらく続きます)時にタップの仕方や範囲や、タイミングを変えても、完全にスルーされました。そうなんです。反応が悪いではなく、まったくタップに反応しないんです。
ということで、もっとも可能性が高いと思われたのが、6番目の原因だったわけですが・・・
でも、アプリが突然、しかも間欠的に異常をきたすというのは、バグというよりも何か他の原因である事が多いんですよね。なので、タップ落ちが発生しだした前後の状況をよくよく思い返してみました。
iPhoneに物理的な変更はないし、他のアプリや機能は問題無いし、OSバージョンアップもしていないし、他にアプリをインストールしたからといって、問題が起こるわけもないだろうし・・・
・・・・・・!
1つだけありました。システムに関わるとある変更が。
その頃ちょうど、とあるサードパーティキーボードを標準で使うようになりました。それまでは、別のiPhone4sだけで利用していたアプリをiPhone5sでも使い出したのです。しかも標準キーボードを削除して、そのサードパーティキーボードのみを利用するように設定変更したのが、ちょうどそのタップ落ちが発生しだした頃と同じ頃のような???
設定画面でそのキーボードを削除、標準キーボードだけの利用に戻しました。
まさかねぇ。キーボード入力とは全く関係ないゲーム画面に影響があるわけ無いでしょう?と思っていたのですが。ナント!タップ落ちがなくなった?
しばらく様子を見ていましたが、タップ落ちの症状は劇的に改善されました。
iOSではじめて体験しました。他のアプリが他のアプリに影響するという現象を。いや、もしかするとそれは全く別の原因で、キーボードアプリがゲーム画面に影響するわけないのかもしれませんが、少なくともわたしの目にはそう映りました。
因果関係や原因/理由はハッキリとはわかりませんので、起こった事実だけをお伝えしています。現時点で、個々のアプリを批判するつもりはありません。あくまで、わたしの環境下で、たまたまそんな事があったというだけなのです。
当鑑定団では、ネガティブなレビューは避けるように努めています。今回、そのキーボードアプリ名を挙げるのは、たまたたそんなことがあった、だけだということとご理解ください。
Simeji 日本語文字入力&顔文字キーボードは、IMEとして優れた機能をもつサードパーティキーボードですが、ゲームを楽しみたいわたしは、iPhone5sからは削除することにしました。