- OS:OS X 10.9 以降
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- ハイレゾ音源に興味のある方。
- ハイレゾ音源のポータブルキャリー(可搬)にお悩みの方。
- iTunes以外で、安定して楽曲を楽しめるプレーヤーをお求めの方。
- 手持ちのすべての音源を統一して管理したい方。
- チェックポイント:アプリ自体はずいぶん以前からストアでリリースされていた記憶があります。最近になって日本語化されましたし、デベロッパのウェブサイトも日本語のページがあります(右上のメニューから切替)。
iTunesと連携しながらも、独立して楽曲を管理できるという利便性と、iTunesでは再生できないFLAC形式(可逆圧縮形式:音質が良い)を扱えるのが魅力です。
ハイレゾ音源を楽しむ上で、一番のネックはやはり再生装置です。専用機も発売されていますが、高価です。音の良さを楽しむなら、スピーカーにお金をかけた方が良いですよね。
・・・というところで、ふと考えました。既に電話としては使っていないiPhoneをハイレゾ再生機として利用すればいいんじゃない?
でも、FLAC形式をはじめとするハイレゾ音源にiTunesが対応していないため、iPhone単体で音源を管理するのはとても面倒くさいのです。しかも既存のiTunesライブラリと共存するのも難しいし・・・
VOX for Macは、iTunesライブラリと同期することができて、なおかつ独自にFLAC形式やOgg形式をサポートするミュージックプレーヤーです。ついでにSoundCloudのクライアントとしても活躍してくれますし、Last.fmとも連携することができます。
更に、LOOPという追加サービスを利用すれば、iPhone版のVOX Music PlayerとVOX for Mac間でiTunesを介さずに楽曲を共有することができ、しかも楽曲の保存容量は無制限です。
インストールとセットアップもちゃんと日本語化されています。
今回わたしは、ファイル形式との紐付けを、iTunesに対応していない形式のみにしてみました。SoundCloudとLast.fmとの連携もお好みでどうぞ。わたしは連携させました。
もちろん、初期セットアップで決めた設定も、後ほど設定画面から変更/修正することができます。設定画面も日本語ですから安心ですね。
肝心の操作画面は、こんな↓感じですね。iTunesのモニタ画面全面を埋め尽くすタイプと異なり、いかにもミュージックプレーヤー然としたタイプです。
並び替えの基準にフリガナが適用されていないのが唯一の不満でしょうか。
前述の通り、SoundCloudのクライアントとしても動作します。単に独立した機能ではなく、iTunesのライブラリとも共存できますので、SoundCloud上の楽曲とiTunesライブラリを同じプレイリスト上でミックスすることができます。
でも。
やっぱり最強の機能はLOOPですよね。楽曲ファイルに関しては容量無制限ですから。Mac版のVOX for Macで楽曲を管理して、iPhoneのVOX Music Playerでガシガシと聴きまくることができるようになります。ハイレゾの音源はファイルサイズがmp3と比較して遙かに巨大ですから、既にハイレゾ音源を収集している方、これからはもうハイレゾで!という方には月600円(年間6,000円)という利用費用でも魅力的でしょう。
iPhoneの端子(イヤホンジャックではなく)にアンプを繋いで、いいスピーカーを利用すれば、手軽で高性能なハイレゾ聴取環境ができます。
外出先だったら、BoseのBluetoothスピーカーと組み合わせるのも楽しそうです。(ただいま計画中)