2014年12月23日火曜日

ピントを後から決めるプレノプティック・カメラをiPhoneで実現するアプリ。遠近感を手軽に楽しもう。

Fokus Pokus
  • OS:iOS8.0以降
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • 写真を撮ってからピント位置を決めたい方。
    • 奥行きのある被写体を一回で複数のピント位置を撮りたい方。
  • チェックポイント:先日ご紹介したStay Focusedは奥行きのある被写体でも全面にピントがあった写真を撮ってくれるアプリでしたが、このFokus Pokusはまたチョット違ったかたちで写真を撮ってくれます。
長い回廊など、奥行きのある被写体の場合には、どこにピントをあわせると一番良いかと悩むものです。Stay Focusedは、その1つの答えでしょう。そしてまた別の答えがFokus Pokusです。ピント位置を悩むなら、まずは撮影しておいてから後からピント位置を選んじゃえ!と開発者が考えたのかどうかはわかりませんが、でもそういうアプリです。

撮影画面はシンプルかつ標準的なので、迷うこともないでしょう。


早速撮影です。一回の撮影で複数箇所にピントをあわせた写真を撮影します。撮影中にiPhoneがブレないようにしっかりと保持しましょう。撮影中は下部に進捗を示すゲージが表示されますので、これを目安に息を止めてiPhoneを握りしめましょう(笑) なお、シャッター音はしません。静かな場所でも利用できますね。


撮影した写真はアプリ内のギャラリーに保存されます。ギャラリー内では個々の写真のピント位置が前後してアニメーションしています。タップすると詳細表示です。


詳細表示では、自分で好きな位置をタップしてピント位置を決めることができます。気に入ったピント位置が決まったら、左下のアイコンから保存/共有しましょう。



手軽に複数のピント位置を後から決められる写真を撮れるというのは、面白いですね。ギャラリー内ではアニメーションしてくれるので、遠近の強調された被写体では観ているだけでも楽しめます。

欲を言えば、写真の解像度をもう少し上げて欲しいというところでしょうか。ビデオモジュールを利用したアプリ(なので、シャッター音がしない訳です:昔の静音カメラみたい)なので、限界があるのはわかっていますが、発想がユニークなアプリなので、がんばって欲しいですね。