2014年12月21日日曜日

近←→遠までピントが自由自在!画面すべてにピントがあった写真が撮れるスグレものカメラアプリ。無料セール中です。

Stay Focused
  • OS:iOS8.0以降
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • ”画面のすべて”にピント(焦点)があった写真を撮りたい方。
    • あなた自身で決めた部分にだけピントをあわせたい方。
  • チェックポイント:ホリデーシーズンにはピッタリのカメラアプリです。特に風景/背景/建物と人物を同時に写したい場合や、数列に並んだ集合写真などで、背景にも人物全員にも全部にピントをあわせたい時は、このStay Focusedの出番です。
iPhoneのカメラは広角よりなので、少し離れて撮った写真では比較的全体にピントがあったように見えますが、よくよく見るとピントのあっている部分は限られた範囲だけだということがわかります。このピントがあう部分を被写界深度と呼びますが、iPhoneはもちろん、どんなカメラにもこの被写界深度があります。このStay Focusedは被写界深度を無視して画面のすべての箇所でピントがあった写真を創り出してくれるカメラアプリです。
(被写界深度については、以前にレビューしたLens•Labの回でご説明していますので、ご参考下さい。)

Stay Focusedで得られる画面効果と同じ事を通常のカメラ(一眼でもコンデジでも)で行おうするとかなりの手間と費用がかかります。Photoshopの操作テクニックも必要になりますね。Stay Focusedは一度のタップで複数の位置にピントをあわせた写真を自動的に撮影し、それを合成してくれます。

起動時に操作説明が表示されます。英語版ですが、ザッと目を通しておきましょう。操作姿態は難しくありませんので、アイコンの位置だけ確認しておけば良いでしょう。


操作画面で、+マークをタップして撮影をはじめましょう。


撮影画面には色々な情報が表示されていますが、個々の設定を変更せずにそのまま撮影しても大丈夫です。強いていえば、ピントをあわせる場所の数が標準では3箇所なのですが、5か6ぐらいに増やした方がより効果的な写真が撮れるようです。


シャッターボタンをタップすると設定したタイマー時間の分だけカウントダウンされた後、複数回シャッターが切られます。iPhoneをしっかり構えて撮影中にブレないようにしましょう。また仕組み上、動きのあるものの撮影には向いていません。

撮影した複数枚の写真がプレビューされますので、内容を確認してOKであれば次に進みましょう。Stay Focusedでは、写真の合成処理をサーバーで行いますので、撮影した写真をサーバーにアップロードします。このため、3G/LTEかWi-Fiネットワークが必要になりますし、最終的にピントを調整した写真はサーバーから再ダウンロードしますので、少し時間がかかります。

できあがった写真は、なかなかのもので、画面全体にピントがあったユニークな写真を撮ることができました。(後ほどあらためて撮影サンプルをご紹介します:何せ執筆が夜中なので・・・)

サーバーで処理するコストが必要という事もあり、Stay Focusedでは撮影できる枚数は、初期で10枚となっています。アプリ内課金で撮影枚数を追加することができます。ちなみにサーバーにアップロードして処理するまでは、残回数を減らすこと無く、何回でも撮り直すことができます。
写真2枚追加で100円(表示は$100となっていますが、これはアプリの実装ミスです)と、少々お高い気もしますが、全画面でピントのあった写真を撮影する手間とコストを考えると、まずまずでしょうか。個人的には5枚100円ぐらいだともっと気軽に撮影できるので、うれしいですね。

記念写真や集合写真での用途では抜群の威力を発揮するでしょう。アプリ本体も通常は有料販売ですが、ただいま無料セール中です。まずは10枚の保存ができますし、この年末年始の記念写真撮影にお試しになってはいかがでしょうか。