2014年12月9日火曜日

日本語表示のマルチメディアプレーヤー。ネットワーク対応でiPhoneにファイルを保存しなくてもOK!

Media Player PRO.
  • OS:iOS7.0以降
  • 掲載時の価格:200円
  • こんな方にお勧め:
    • できるだけiPhone内に動画や音楽ファイルを保存したくない方。
    • SMB(Windowsのファイル共有)を利用して、動画や音楽を再生したい方。
    • 日本語対応で、わかりやすい動画プレーヤーをお求めの方。
  • チェックポイント:単純にiPhoneへファイルを取り込んで再生するのであれば、他にも多くの優れたメディアプレーヤーがあります。しかし「iPhoneにファイルを保存することなく」メディアを再生したい!という要望を満たしてくれるツールとなると、やはり数が限られてきます。このMedia Player PRO.はそんなワガママを許してくれるアプリの1つです。
リアルな知人にアプリを紹介する機会があるのですが、どれだけ素晴らしいアプリでも「英語」のインターフェースというだけで敬遠されることが多いものです。ネットワーク対応のメディアプレーヤでは、当鑑定団でのイチオシアプリは以前にご紹介したBUZZ Playerなのですが、高機能であるが故に設定項目が多く(ほとんどは変更無しに使えるもののの)、すべてが英語表記です。その点、Media Player PRO.は日本語のインターフェースで利用することができますので、より気楽にお使いいただけます。

そもそも、わたしがこの分野のアプリをせっせと探して評価しているのはiPad miniで利用したいからです。iPadはiOSデバイスの中でもステレオスピーカーを内蔵している唯一のシリーズですし、miniならサイズも手頃です。しかしわたしの機種はRAMの容量が16Gのタイプですから、iPad内にメディアを取り込んで運用するとなると、スグに容量がパンクしてしまいます。そこで、メディアファイルを取り込まずに動画や楽曲を楽しむことができないものかと試行しているわけです。

初期画面はご覧の通りです。完全に日本語化されています。シンプルな表記がお好みの場合には、設定画面で英語表記にすることもできます。


もちろん、設定画面も日本語表記です。しかもシステムに関わる設定はほとんど無いので、表示を読んで感覚的に選んで問題ありません。ちゃんと字幕表示にも対応しています。(もちろんメディアファイル自体が字幕のデータを持っている必要があります。)


Windowsのファイル共有機能を利用するには、あらかじめサーバーとして登録する必要があります。このあたりの設定は、自動でサーバーを探してくれるBUZZ Playerの方が親切とも言えますし、複数のPC、サーバーやプリンタなどのネットワーク機器がある場合には個別に設定するMedia Player PRO.の方が良い(選び間違いがない)とも言えます。


もちろん、どのようなアプリを使おうとも、あらかじめサーバーになるPC側でファイル共有を設定しておく必要があります。Windowsの場合は、フォルダを右クリックして共有メニューを選択するだけなのですが。
ところで、どうゆうワケか、わたしの環境ではWindows8.1には「iOSだけ」繋がりません。MACや他のPCからは問題無くファイル共有できるのに。今後の課題ですねぇ。

再生可能なファイルはMPGやMP4はもちろんDIVX・AVI・WMV・RMVBをはじめ、ほとんどの形式を再生することができます。TSファイルにも対応していますが、A7チップ(iPhone5sクラスのCPU)でないと、少し荷が重いようです。iPhone4sでは、ファイルをダウンロード(取り込み)してから再生しても同期ズレが発生しました。あ、そうそう。Media Player PRO.では、ファイル共有からの疑似ストリーミングに対応していますが、iTunes共有(PC/MacとiPhoneをUSBで繋ぐ)やブラウザアップロード(Media Player PRO.自身がウェブサーバーとなって、他のPC/Macからファイルをアップする)こともできます。


再生画面はきわめてシンプル。mp4ファイルなどの元々からiPhoneで再生できるファイル形式の場合は、ハードウェアデコードとソフトウェアデコードを選ぶ事ができます。ハードウェアデコードを選ぶと、iOSの標準的なインターフェースになります。上記の画像はソフトウェアデコードの例です。リアルメディア(RMVB)や、TSファイルなどはソフトウェアデコードのみで再生します。

なお、iPad版は別のアプリMedia Player HD PROとなっており、このiPad版のみ、ただいま無料セール中です。