- OS:MAC OS X
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- 文書あるいはコード入力中に行き詰まった方。
- うるさいキーボード音の好きな方。
- ノスタルジーに浸りたい方。
- チェックポイント:かれこれ2年ほど常用していますが、不具合はありません。安心してお使いいただけるアプリだと思います。ただし。本当にタイプライター並の音がしますので、利用する場所は選びましょう。
水性ボールペンは長らくパーカーを使っていましたが、カートリッジ品質のバラツキ(一個一個出来が違う)に閉口し、諦めて以降、良いものがありませんでした。しかし、ドイツSchneider社のペンに出会ってからは、ずっとこれを使っています。書き味はボールペンで、見栄えは万年筆風の文字になり、なかなか面白いペンです。ボールペンの書き味なので、普通の万年筆が使い辛いとお悩みの左利きの方にもお勧めですよ。左利き用の万年筆は高価ですからね。
コンバーターを使えば、インク色も自由に選べます。ただ、残念なことに、この万年筆インクを使う水性ボールペンというのは、日本では手に入れにくいようで、大手の文具店でもほとんど取り扱いはありません。聞くところによると、構造上、インクが固まりやすく、クレームになりがちなので、日本のメーカーはこの分野から撤退し、販売店でも取り扱いをやめたそうです。毎日のように書けば、目詰まりもせず快適に利用できるのですがねぇ、とその方もおっしゃってました。本当に残念です。
手に馴染む道具というのは、コダワリの果てにあるのでしょうね・・・なんて、無理矢理なマクラから、本題のアプリレビューです。
今回ご紹介のNoisy TyperはMACのキーボードで、タイプライター音を再現するアプリです。ただ、タイプ音を鳴らすだけ、なのに、何故かキー入力がはかどるという、不思議なアプリです。もしかするとタイプライターを利用したことのあるノスタルジーを感じる人間だけに効果があるのかもしれませんが。
配布サイトからNoisyTyper-v001.zipをダウンロードしましょう。解凍し、NoisyTyper.appを起動すると、キー入力するたびにタイプ音が鳴ります。アプリを終了する際には「qaz123」と入力します。
注意点としては、キーボード入力をフックしますので、MACのシステム環境設定→アクセシビリティから「補助装置にアクセスできるようにする」を許可する必要があります。
OS X 10.8の場合 |
もう今ではNoisy Typer無しだと落ち着かないほど、普通の環境としてわたしは常用しています。
お試しあれ。
あ、そうそう。Schneider社の万年筆インクを使う水性ボールペンですが、わたしは東京駅で手に入れました。
Noisy Typer公式配布サイト