2015年2月20日金曜日

Kindle本がiBooksや他のアプリで読めるようになる究極の電子書籍コンバーター。これで書籍管理がラクになります。

Ultimate Converter
  • OS:OS X 10.6以降
  • 掲載時の価格:$29.99〜
  • こんな方にお勧め:
    • Kindleで購入した書籍を、他のデバイスやアプリで読みたい方。
    • 電子書籍のDRMを解除したい方。
    • 購入した電子書籍を自分自身で管理したい方。
  • チェックポイント:先日、鑑定団こぼれ話でチラッとふれたアプリをご紹介します。そうです、Kindleストアで購入した電子書籍のDRMを解除して、さらに他のデバイスで利用できる形式に変換してくれるという、その名も「究極(Ultimate)」のコンバーターアプリです。
わたしの場合、電子書籍の購入はKindleがメインです。割引セールも頻繁ですし、無料で楽しめるコンテンツも多いので、かなりオトクに電子書籍を楽しむ事ができるというのが最大の理由です。
ただ・・・Kindleって、書籍の管理がとてもしにくいのですね。書籍が増えれば増えるほど読みたい書籍が探しにくくなります。
せっかく購入した書籍ですから、お気に入りの書籍だけを選り抜きしたり、フォルダで階層管理できたら、とても良いのになぁ・・・
・・・という願いを叶えてくれるたのが、今回レビューのUltimate Converterです。

Ultimate Converterは数多くの電子書籍(ストアや端末/デバイス)に対応しています。今回は、Kindleの電子書籍を汎用的なePUB形式に変換してみます。

まずはKindle for Macをインストールして、手持ちの電子書籍をMacにダウンロードして、準備をしましょう。Ultimate ConverterはWindows版もありますので、Windowsを利用の方でもOKです。

Ultimate Converterの使い方は簡単です。ファイルをアプリ画面にドラッグ&ドロップして、変換形式を選んで、変換ボタンをクリックするだけです。


電子書籍のライブラリは、Ultimate Converterが自動的に読み込んでくれます


 ・・・大事なことを忘れてました。Ultimate Converterは初回起動時には英語表記ですが、メニューバーから「言語」>「日本語」を選ぶと、当鑑定団のレビュー写真のように日本語で表示されるようになります。
また、アプリの起動時に、電子書籍を読み込むかどうかを尋ねられますが、この画面↓でロードすると、フォルダ内の電子書籍がすべて読み込まれてしまいます。整理が大変なので、スキップしたほうが無難です。


Ultimate Converterの右画面にリストアップされた書籍の中から幾つか選んで、ドラッグ&ドロップしましょう。
メイン画面では書籍情報を確認することができます。


お好みであれば、書籍情報や表紙を差し替えることもできます。


色々と試してみて気がついたのですが、変換したファイルの出力先フォルダに日本語が含まれていると、DRM解除に失敗(アプリが固まる)することが時々ありました。出力先フォルダはデフォルト設定のままが良いようです。


前述の通り、対応するデバイスは数多く、出力形式も様々なデバイスに合ったものを選ぶ事ができます。


出力形式を選んだら、後は変換ボタンをクリックするだけです。複数の書籍でも順次変換してくれます。変換が終わるまでしばらく待ちましょう。変換にはもっと時間がかかるのかと思っていましたが、案外早く終わってくれました。

さて、肝心の変換精度ですが、概ね問題ありませんでした。
小説をePUB形式に変換した場合、章立てのリンクも再現されていますし、ルビや挿絵も問題ありませんでした。

コミックス、雑誌や写真集は、ePUB形式でもPDF形式でも、ほとんど問題無くOKです。ただし、縦書きの小説をPDFに変換するのは苦手のようです。おそらく、元の電子書籍のさらに大もとの編集ツール(アプリ)やファイル形式に原因があるように思われます。
コミックスや写真集は1ページがそれぞれ単一の画像ファイルから構成されているでしょうから、ePUB形式でもPDF形式でも問題がないでのしょう。
一方、縦書き+ルビで構成される小説は、もともと横書きやタグ指定されているテキストを、ソフトウェア処理しているのが原因でしょう。まぁ、ePUB形式にすれば解決することなので、大事には至りません。

まずは、無料のトライアル版を使って、あなた自身で試してみるのが良いでしょう。
ちなみに、Ultimate Converterはただいま値引きセール中です。一番お安い1年ライセンスで29.99ドル(Mac版)/24.99ドル(Windows版)です。
日本ではあまり馴染みがない価格体系ですが、1年限り、2年限り、ライフタイム(無期限)ライセンスの3種類があります。既に大量の書籍をお持ちの方や、これから積極的に電子書籍を購入する予定の方は、ライフタイムライセンスの方がオトクでしょう。


(念のための注意書きです)
Ultimate Converterは、DRMを解除してファイル変換してくれ、電子書籍を個別に管理できるようにしてくれます。とても便利なアプリですが、くれぐれも不正/不法な利用をしないように注意しましょう。コンテンツ、アプリ、サービス、デバイスやストアのライセンスや利用規約に関しては、あなた自身の責任にてご確認と遵守をお願いいたします。また、著作権に関しても充分にご注意ください。

当鑑定団ではコンテンツの不正利用をお勧めするものではありませんし、当レビューも不正を助長する目的を持ったものではありません。

Ultimate Converter
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