- OS:iOS5.1以降
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- いつでもどこでもiPhoneで作曲したい方。
- MIDIデータをiPhoneで再生/編集/印刷したい方。
- 本格的に記譜をしたい方。
- ステップ、リアルタイム、MIDIデバイスなど様々な方法で入力したい方。
- チェックポイント:本格派の作曲アプリです。機能はもう、DTM(デスクトップミュージック)クラスですので、単に作曲アプリと表現しては申し訳ないほどです。
譜面が読めない方には、やや取っつきにくい部分があるかもしれませんが、作曲データの可用性という点では五線譜に敵うものはありません。
Symphonyにはサンプルのプロジェクト(楽曲データ)が用意されていますので、まずは試してみましょう
では、パッヘルベルのカノン(Canon in D)を開いてみます。
左下にある再生ボタンをタップするとデータが再生されます。再生中は譜面がリアルタイムにスクロールします。上部のスクロールバーで自由に譜面を読み進めることもできます。
作曲(楽譜の入力)方法としては、ステップ入力(音符をiPhone上で入力)はもちろん、
バーチャルキーボードでのリアルタイム入力や、
バーチャルギター入力を利用することもできます。
更に、MDIインターフェース経由でコントローラ(キーボードやパッド)を利用しての入力も可能です。
既にMIDIデータをお持ちの方や他のアプリで作曲されていた方も、iTunesのファイル共有を利用してデータを読みことができます。
iPhoneのアプリでデータの入出力で、ここまで自由度の高いアプリは珍しいですね。しかも入力だけでなく、出力も様々な方法が用意されています。
MusicXMLにはじまり、AACからMIDIから一般的な方法のほとんどで出力(エクスポート:保存)することができます。
特筆すべきは、譜面を印刷できることですね。デスクトップのアプリでも譜面を出力できるものは限られていますので、iPhoneで印刷できるのはスゴイと思います。
実際に印刷した譜面をスキャナで取り込んだものがコレ↓です。
作曲データを譜面に落とすというのは、結構大変なので、MIDIデータを印刷する用途としてもSymphonyは活躍できるでしょう。
ちなみにSymphonyは、ちゃんと横画面でも縦画面でも動作します。縦画面を使って片手でサクサク入力、横画面を使ってじっくり作曲、という風に使い分けることもできますね。
Symphonyは本当に多機能なので、設定画面やメニューには他にも多くの機能があります。DTMアプリとしては用意されていて当然の機能ばかりですが、簡単お手軽作曲アプリに比べると少々歯ごたえがあるでしょう。DTMの入門者レベルより初級レベル以上の方にお勧めです。充実した機能を持っていますので、中級レベル以上の方にはとても頼もしいアプリです。
通常は500円の有料アプリですが、17日(現時時間表示なので、おそらく日本では18日の夕刻)まで無料セールされています。