2014年2月10日月曜日

FAXの2枚目が読めないとお困りの方に。マルチTIFF対応のリーダを詳細レビュー。

TIF Reader
  • OS:iOS6.0以降
  • 掲載時の価格:100円
  • こんな方にお勧め:
    • マルチTIFFをiPhoneで閲覧したい方。
    • FAXファイルを外出先で確認したい方。
  • チェックポイント:アプリ自体は以前にもご紹介しましたが、今回は使い方をご紹介します。
  • 追記:2014/0218のアップデートVer.3.0で、DropboxとBoxに対応し、クラウドから直接TIFFファイルが読めるようになりました。
iPhoneでtiffファイルが表示できない、あるいはtiffファイルの2枚目を読めないと、お困りの方が多いのですね。iPhone用のmulti-tiff対応アプリや、tiffの2枚目あるいは複数ページが読めないと検索をして、当ブログにいらっしゃる方が結構いらっしゃいます。

tiffファイルの普及度とiPhoneでの利用シーンを考えると、ほとんどの方がFAXファイルの閲覧でお困りだと思われます。複合機やインターネットFAXサービスのから受信FAX原稿を取り出す場合、ほとんどがマルチTIFFになります。FAXの生データはtiffで保存されているのですね。中にはPDFに変換してくれるものもありますが、信頼性(変換ミス等)を考えるとできれば、生のtiffファイルで確認したいものです。

残念ながら、iPhone(iPad)でtiffを表示できるものは、そんなに多くありません。一部のドキュメントリーダーでtiffに対応しているものもありますが、1枚目しか表示できないものも多く、読めてもアプリ自体が高価だったりします。その点、このTIF Readerは安価に手に入るのでお勧めできるアプリです。

ただ、「open in (他のアプリで開く)」という機能しかないため、TIF Readerをダウンロードしたものの、使い方に悩む方も多いのではないでしょうか。

まずは、FAXサービスの画面を確認しましょう。わたしが利用しているのは「message+」というサービスです。パスワードログインが必要なので、パスワード管理アプリの1Passwordからアクセスしてログインしています。


添付ファイルのリンクをタップすると、safariに移動します。

左上に「次の方法で開く」がありますので、ここをタップしましょう。iPhoneがtiffを開けるかもしれない、と判断したアプリの一覧が表示されますので、その中からTIF Readerを選んでタップします。わたしの場合は普段にTIF Readerを利用していますので、最初から右側に「"TIF Reader"で開く」が表示されていますね。

ここで、ようやくTIF Readerが起動します。で・す・が。なんとタイトル画面が表示されるだけ。一瞬、戸惑います。ここは落ち着いて左肩のメニューボタンをタップしましょう。


画面がスライドして、先程ダウンロードしたファイルが表示されています。

ファイル名をタップすれば、受信したFAXを閲覧する事ができます。


下部にページ数とゲージが表示されていますね。これは9枚組のFAXでした。左にスワイプすると2枚目以降の原稿を確認する事ができます。
余談ですが、このアプリを知るまでは、この原稿のようにヘッドカバーを付けたFAXには歯痒い思いをしていたものです。「ヘッダはいらんから、本原稿を読ませてくれ!」って。

とまあ、キャプチャ画面で紹介すると手間がかかるように見えますが、何のことはない、数タップでFAX原稿が読めます。ご覧のように、9枚組と少々枚数の多いFAX原稿も読めます。

最後に、参考としてインターネットFAXサービスを幾つかご紹介します。
では、みなさんもiPhoneで快適にtiffファイルを活用くださいませ。