2014年2月21日金曜日

【100回記念】iPhoneでOfficeファイルが”編集”できるアプリを連続レビュー (その1)

OfficeSuite Professional
  • OS:iOS5.0以降
  • 掲載時の価格:100円
  • こんな方にお勧め:
    • iPhone上でMS Officeのファイルを編集したい方。
  • チェックポイント:軽快な動作と日本語対応が小気味良いアプリです。ただいまセール中です。
当鑑定団にお越しの方は、ビジネス系の方が多いようです。まぁ、執筆しているわたしがそうなのですから当たり前かもしれません。そこで数回にわたり、Microsoft Officeを”編集”できるアプリのご紹介をしたいと思います。
ちなみに、”閲覧”だけであれば、以前にご紹介したDocuments by Readdleをオススメします。

さて、個々のアプリをご紹介する前に、少々前提を確認しておきましょう。
まず、ファイルの互換性です。ご紹介するいずれのアプリもMicrosoftの純正ではありません。そのため、PC/MACで作成したOfficeファイルの全てが完全に再現されるわけでは無い、という事は覚悟しておきましょう。文書ファイル自体が凝っていればいるほど再現性は低下します。具体的には挿入オブジェクト、つまり絵図や画像がふんだんに、且つデザイン的に配置されていればいるほど、再現性はおちると思えばいいでしょう。
次に、フォントの問題があります。当然ながらOS毎にインストールされているフォント、標準とするフォントは異なります。特にMS OfficeはMSゴシックあるいはMS明朝を基本としますが、これは通常、Windows機またはMS純正Officeにのみ付属しています。そのため、Office互換アプリでは代替フォントを利用する事になり、表示/編集の際にサイズや幅にオリジナルとの差違が生じる事があります。
もっとも、これらはiOSに限った話しではなく、Windows上のOffice互換アプリでも、あるいは同じMS純正Officeでもバージョンによる差や、Windows版とMAC版の差で生じる事があります。

ぶっちゃけ、あるOffice文書を完全に再現したければ、同じOS上の同じバージョンのアプリを利用するしかない、という事ですね。

とはいえ、どうしても外出先で、ほんの一行でいいからファイルを修正したいという事はままあるものです。数字が一桁違っていたり、渡邊を渡邉に修正したいとか・・・ orz

 さて、ご紹介のトップバッターはOfficeSuite Professionalです。(順序に他意はありませんので念のため。)このアプリの一番のメリットはわかりやすいインターフェースと完全な日本語表示でしょう。余程凝ったファイルでなければ、再現性も及第点と考えます。動作も軽い方ではないでしょうか。

編集可能なファイルは、Wordの.doc、.docxとExcelの.xls、.xlsxです。PowerPointの.pptと.pptxは今のところ閲覧のみです。開発元ではいずれ編集機能を追加する予定らしいので、アップデートを期待しましょう。ついでと言ってはなんですが、PDFの閲覧も可能です。


初期画面をスワイプするとファイルブラウザです。iOSらしいインターフェースを採用しているため、操作に迷う事が少ないのもメリットですね。


 メジャーなクラウドストレージに対応しているので、ファイルの受け渡しにも不便することはありません。もちろん、他のアプリからOfficeSuite Professionalを呼び出す(open in機能=他のアプリで開く)こともできます。


 Excelファイルの編集画面はこのような↓感じです。わかりやすいアイコンが並べられています。Officeソフトのアイコンの意味を覚えていらっしゃる方であれば、どのアイコンで何を操作できるのか想像できるでしょう。


PowerPointファイルの編集には対応していないのが残念ですが、開発元では無償アップデートをするつもりらしいので、価格の安い今のうちに青田買いするのも一つの手です。
そうでなくてもiPhoneの小さな画面で編集をするというのは苦労な事ですから、せめて日本語対応とわかりやすい インターフェースでストレスを減らしたいという方にオススメします。