2014年11月8日土曜日

もう、大変!ネット回線乗換って、どうしてこんなに複雑なんでしょ?

今日は、iPhone/Macアプリのご紹介を一休みさせていただいて、インターネット回線選択の顛末記をお送りします。

実は、当鑑定団で利用しているインターネット回線はずっとADSLでした。今どき、決して速い回線とは言えませんが、わたしの利用状況では大きな不便は感じていなかったのです。
ところが、最近では以前にも増してクラウドストレージの利用頻度が高くなってきたので、ADSLでは厳しい状況になってきました。
クラウドを利用する上でも、ダウンロードは夜間や外出中に仕掛けておけばよかったのですが、アップロードがイケません。ご存じのようにADSLはダウンストリームの速度に対してアップストリームの速度が極端に遅いのです。大きなファイルや大量のファイルを移動させることが増えてきたために、一晩かけてもアップロードできないことがありました。

そんな風に、悩ましく思っていたところに、たまたまNTTから「光回線も安くなってますよ」とセールスがあったのです。聞けば、確かに以前に比べると安い費用です。ADSLと比べても差があまりないようでした。
そこで、実際に光回線に乗り換えるコストと月々のランニングコストを調べてみました。

でね。なんで、こんなにもわかりにくい費用体系なんですか!?

結局、最終的な決定を下すまでにかなりの時間がかかりました。もちろん、毎日何かの調べ物や作業をしていたわけではありませんが、調べれば調べるほど不明な点があふれ出てきて、あまりにも面倒なので、何度も挫けて中断ばかりしていたからです。
ちなみに、当記事執筆時点で、電話の問い合わせだけで通話時間は7時間を越えています。

結果として、わたしの場合は初年度のコストで比較すると、月々のランニングコストが300円チョット増えるだけでADSLから光に乗り換えられることがわかりました。NTT固定回線+Yahoo! BBの環境から、フレッツ光+ひかり電話+@NIFTYに鞍替え予定です。残念ながら、ここは、NTTより少しお安いKDDIの回線は利用できない地区でした。

フレッツ光を新規に導入する場合、その費用構成は大きく4つ+1つに分けられます。これらの構成が、ネット上でもあちこちにバラバラに掲示されているので、いったい、どんな申込みが必要で費用が幾らなのか、とてもわかりにくいのです。
下記は家庭用・集合住宅の場合です。参考までに、例をご紹介しましょう。

必要な費用項目 (すべて税別)
    1. フレッツ光導入費用 (月額)
      • お住まいの地区や住居によってかなりバリエーションがあります。しかもそのほとんどはあなたが選ぶのではなく、NTT側で指定されるものです。NTTに電話(0120-116116)して、確認しましょう。
      • わたしの場合はVDSLプラン2の2年縛りで2,750円でした。
      1. ひかり電話 (月額)
        • 基本料金(500円)に加えて、ほとんどのお宅ではルーターのレンタル(450円)が必要です。巷の費用シミュレーションや価格例では、ルーターのレンタル費用が必要のないギガタイプを掲示しているので、注意しましょう。
        • わたしの場合は、合計950円でした。
        1. 工事費用 (月額)
          • 東日本の場合、割賦契約を選ぶ事ができ、しかも割引があります。
          • わたしの場合は200円でした。(キャンペーン適用「後」の費用)
          1. プロバイダ費用 (月額)
            • @niftyやBIGLOBE、Yahooをはじめ、幾つかの選択肢から選ぶことができます。費用はおおよそ500円〜1,000円ですが、後述するキャンペーン割引が最も影響する部分です。
            • わたしの場合は、@niftyで950円でした。(キャンペーン適用「前」の費用)
            1. 初期費用 (初月のみ)
              • 契約料800円、工事費初期費用3,000円が最低限必要です。
              • さらに工事を休日に行う場合はプラス3,000円が必要です。
              • また、従来の電話番号を引き継いで、ひかり電話でも同じ番号を利用するためにはプラス3,000円が必要です。
              • 今回、いまだに電話加入権というものが生き続けていることをはじめて知りました。通常の固定回線をご利用の方(=電話加入権をお持ちの方)は、ひかり電話に変更後、何もしなければ10年で電話加入権が消失します。
              ナンバーディスプレイやボイスワープなどの付加サービスは、また別途の費用が必要です。

              さて、フレッツ光やひかり電話の費用はほとんど変動することはあまりありませんが、プロバイダ費用は、キャンペーン(値引き)の差が大きい部分です。プロバイダ費用が12ヶ月無料だったり、キャッシュバックがあったり、高額商品のプレゼントがあったりと千差万別です。また、申し込む代理店によっても更に値引きや特典が異なるので、お目当てのプロバイダを選ぶと共に、もっともお得なパターンを探しましょう。最大6万円のキャッシュバックキャンペーンなんていうものがゴロゴロありますよ。調べた例がこちら↓です。

              できれば、今と同じくYahoo! BBで光に乗り換えたかったのですが、残念ながら、既存ユーザーに適用されるキャンペーンは存在しないとのことです。ADSL→光回線の変更も、新規の光回線導入もユーザー側の労力は同じなんですがねぇ。
              そこで、もともとニフティのアカウントを維持するために、ずっと月額費用を支払っていたこともあり、プロバイダは@niftyを選択しました。差し引きすると、結果的に月額のプロバイダ費用が安くなります。@niftyでは、既存のユーザーでもフレッツ光を新規導入するのであれば、キャンペーンが適用されます。
              @niftyでも、様々なキャンペーンから選択することができます。PS4が1円だったりするキャンペーンもありますが、人気があるのは最大3万円のキャッシュバックのキャンペーンiPad miniが1円でレンタルできるキャンペーンだそうです。どちらも甲乙つけがたいキャンペーンですので、どちらがよいか、ぜひ、niftyに電話(0120-50-2210)して相談してみてください。電話で相談するとイイ事があるかもしれませんよ。

              かなりの労力を消費しましたが、必要な項目を確認しつつ、なんとか契約が結べました。これからしばらく利用する主要な契約の一つですし、月々の費用の事ですから、すべて納得した上で契約しようとすると、結構大変ですね。