- OS:OS X 10.9 以降
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- Ultimate Converterで各種端末の電子書籍をコンバートしている方。
- 自炊書籍などを、わざわざアプリごとに管理したくない方。
- 読むだけで良いので、サクサクと動作して欲しい方。
- チェックポイント:当鑑定団でご紹介しているように、わたしは本当に「脱・個別アプリ依存の書籍管理」を目指しています。当然、行き着くところは「Finderによるフォルダ/ファイル管理」です。
ところが。
色々と試してみましたが、意外と要望に適うものがなかったりしたのです。縦書きレイアウト可能で、ルビ表示可能で、フォントのサイズ変更可能で・・・
つまり、キチンと日本語の表記に対応したアプリが必要な訳です。そうなると、海外産のアプリはほぼ全滅です。 有料販売のアプリであれば、良いものもありそうなのですが、まずは無料アプリで試してみました。
で、ほぼ合格点だったのがこの紀伊國屋書店Kinoppyです。日本の書店がリリースしているだけあって、日本語表記や雑誌/写真集の表示もまったく問題ありません。小説の挿絵も正しく表示してくれます。
ちょっと意外でしょ?
紀伊國屋書店Kinoppyだったら、ストアにログインして、書棚があって、クラウドでの管理になってしまうと思うじゃないですか?
ところが、この紀伊國屋書店Kinoppyは、ログインしなくても(会員登録しなくても)電子書籍リーダー(ePubリーダー)として利用できるのです。
アプリを起動すると、ログイン画面が表示されます。このウィンドウを閉じるとアプリも終了してしまいます。
ここではこのログインウィンドウは放置して、あなたの読みたい電子書籍ファイル(もちろんUltimate ConverterでDRM解除/変換したファイルです)を、Dockにある紀伊國屋書店Kinoppyアイコンにドラッグ&ドロップしましょう。
すると。
何事もなかったかのように書籍ファイルが表示されます。ファイルを開いて表示したままであれば、先程のログインウィンドウは閉じてもかまいません。
縦書き表示、ルビ表示もまったく問題ありません。
フォントの拡大/縮小はもちろん、ページ遷移・ページ送り、表示設定もカスタマイズ可能です。検索も可能です。
テキスト系のePubファイルだけではなく、雑誌系のファイル(テキストではなく画像で構成されている)でも、見開き構成を含めて、再現してくれます。
同時に複数のブックを開くこともできます。
ということで、紀伊國屋書店のサービスは一切利用せずにアプリを使っています。ログインはおろか、ユーザー登録もしてなかったりします。
ん〜、間違った使い方?かなぁ・・・