- OS:iOS8.0以降
- 掲載時の価格:600円
- こんな方にお勧め:
- 文字を入力する方。← 範囲が広すぎ (^_^;)
- メールや原稿執筆、資料作成で定型文を多用される方。
- プログラマやエディタ、ブロガーの方。
- 定型文だけでなく、同時に単語や文章を挿入したい方。
- チェックポイント:MacやiPhoneではもはや定番の入力支援アプリです。主な機能や利用方法については、多くのサイトでも紹介されています。
ということで、当鑑定団では「そのままでは」日本語環境では利用しづらく、「今までの方法では」修正できないMac版TextExpander 5(最新バージョン)を、快適に日本語環境で利用する方法をご紹介します。
- TextExpander 4.3.7をダウンロードして、インストールする
- 修正プログラムTEIMPrefsetterをダウンロードして、設定する
- TextExpander 5をダウンロードして、Ver.4から設定を引き継いでインストールする
- ライセンスをインストールする
はずです、と記したのは、わたしはVer.5では日本語環境で利用するためのパッチが利用できないことに「後から気付いた」からです。
しかも、一旦Ver.5をインストールしてしまうと、Ver.5を削除後にVer.4をインストール、そしてあらためてVer.5を再インストールしても、Ver.4からの引継ぎ設定ができないからです。
TextExpanderのメリットは、例えば「iiip」と入力すると自動的に「iPhoneアプリ鑑定団」と入力してくれるような文字入力支援機能です。 ところが、日本語環境でかな漢字変換状態で利用しようとすると、同じキー入力でも「iiip」は「いいいp」となり、TextExpanderでは変換できません。いちいち日本語入力と英語入力を切り替えるのは面倒ですよね。
もともと、TextExpanderでは日本語変換機能を含む、IMEあるいはFEPと呼ばれる文字変換機能の影響を受けないように設定されています。これを解除するため、修正プログラムとしてTEIMPrefsetterが公式ブログで配布されています。
このTEIMPrefsetterはTextExpanderの設定ファイルを書き換えるのですが、TextExpanderのVer.4とVer.5では設定ファイルの形式が異なるため、Ver.5では利用できません。
いずれそのうち、Ver.5でも対応してくれると思いますが、それまでの間はずっと不便を被ることになります。
ということで、対処方です。
- TextExpander 5を削除する
- TextExpander 4.3.7をダウンロードして、インストールする
- 修正プログラムTEIMPrefsetterをダウンロードして、設定する
- TextExpander 4.3.7で設定のバックアップを保存する
- TextExpander 5をインストールする
- Ver.4で保存した設定ファイルを読み込む
TEIMPrefsetterは、必ずTextExpanderを終了させてから起動、設定して下さいね。
TextExpanderの設定は、メニューバーの「ファイル」から選びます。
Ver.5に戻して、設定ファイルを書き戻すのも同様です。
この方法に気付くまで、設定ファイルを何度も新規に書き直してしまいました。たかだか20個程度とはいえ、結構な労力を消費しました。
実は今までずっと入力支援機能はDashというアプリを使っていました。このアプリ、とても安価で機能も充分、OSをアップデートしてもまったく問題なく利用できていたのですが、Appストアでの配布もずっと以前に終了していましたし、Yosemite〜El Capitanのインストール時に、やはり多くのアプリが動作不良したことから、あらためてTextExpanderに乗り換えようと画策したのです。
でも、意外とDashの方が使いやすい場面もあるんですよねぇ。併用しようかな。
ところで。
今回の紹介アイコンと価格が何故「iPhone版の」TextExpander 3 + custom keyboardなのかといえば・・・
後から気付いたのですが、TextExpander 5を先にインストールしてもTextExpander 3 + custom keyboardをインストール後、Dropboxでの連携を設定すると、TextExpander 5を削除、TextExpander 4.3.7をインストールして設定しなくてもそのままTEIMPrefsetterで設定できたっぽいんですよね・・・