- OS:iOS8.0以降
- 掲載時の価格:600円
- こんな方にお勧め:
- フリック入力の苦手な方。
- アルファベット入力の苦手な方。
- 方式に依らず、とにかく文字入力が苦手な方。
- 手書き入力をしたい方。
- チェックポイント:手書き入力キーボードアプリです。手書きはもちろん、かな漢字変換による入力も可能です。サードパーティキーボードとして機能しますので、iPhone上のほとんどのアプリで手書き入力をすることができます。
購入してしまったのものは仕方ないので、そのまま評価してみたところ、やっぱりmazecはスゴかったです。
もともと、iPhone4sの頃に7notes mini (J) for iPhoneを利用していましたので、その手書き文字認識の入力は高く評価していました。しかし、いかんせんiPhone4sの画面では手書き入力するには狭く、またアプリ内だけでしか手書き入力が使えなかったので、活用する機会が徐々に減っていったのです。
ところが、このmazecはキーボードとして、iPhone上で何処でも(パスワード入力等の例外があります)手書きかな漢字変換入力ができますし、iPhone6sのサイズであれば、充分に実用になるのです。iPad miniのサイズ以上であれば、まるでノートに記入しているような感覚で、スラスラと文字入力することができます。
mazecでの入力のコツは、見た目にキレイに書く必要はない、ということでしょう。文字を構成する線とその位置関係をもとに文字認識をしているようですので、綺麗に書くことよりも、mazecが認識しやすい書き方をしてあげる方が認識率が高いようです。ちなみに書き順は少々間違っていても大丈夫なようですね。
また、略文字も認識してくれます。
手書き入力で便利なのは、意図した漢字をダイレクトに入力できることでしょう。例えば「食う」と「喰う」、「飲む」と「吞む」を書き分けたいときなどにとても威力を発揮します。
慣れれば、漢字・ひらがな・カタカナ・数字・アルファベットは簡単に書き分けられます。標準設定では絵文字以外の全文字種を自動認識します。
何度も言いますが、読みやすくキレイに書く必要はありません。あくまで入力インターフェースですから、システムに認識されやすい様にしましょう。ぶっちゃけ、わたしぐらいの”悪筆”の方が文字認識率が高いようです(笑)
また、手書き入力のメリットは、読めない漢字を「見たまま入力」したり、読めるけどかけない漢字を楽にかな漢字変換できることでしょう。
それなりに辞書も充実しているようです。「@」を入力するだけで、一般的なメールアドレスのドメインが一覧で表示されたりします。
もちろん、辞書登録もできますので、よく利用する単語を登録することができます。また、どうしてもあなたが思った通りに認識してくれない文字(書き方)を個別に登録することもできます。
さらに、任意の文字(というか記号)を登録することで、短文を登録することもできますから、超々省入力を行うこともできます。
辞書登録を育て上げれば、なによりも早く、簡便に入力することができるでしょう。
間違ってクリックして購入したものの、後悔はしていません。想像以上に使えるキーボードでした。
iPhoneでの文字入力に苦労されている方なら、現在の600円という価格(値引セール中です)は充分にお安いと言えるでしょう。