2014年2月15日土曜日

コレで一眼カメラに負けない写真ができる!? レンズボケの設定が簡単にできる写真加工アプリ。

Big Lens
  • OS:iOS6.0以降
  • 掲載時の価格:100円
  • こんな方にお勧め:
    • 一眼カメラに迫る写真を撮りたい方。
    • ミニチュア風写真を撮りたい方。
    • ポートレート(or人物写真)をキレイに撮りたい方。
  • チェックポイント:自動でボケ範囲を設定してくれる機能が便利です。こういうアプリはサッと簡単に使えることが大事です。
iPhoneのカメラ機能は素晴らしいです。本当に綺麗に写ります。ただ、それでもやっぱり一眼カメラには敵わないものがあります。それがレンズの大きさ(と撮影素子の大きさ)です。大きな撮影素子、焦点距離の長いレンズはそれだけで、ボケの利いた綺麗な写真がとれるのですが、これだけはiPhoneのカメラにはありません。
そこで、一眼カメラ並みのボケを再現してくれるアプリがこのBig Lensです。

同様の機能を持つアプリもたくさんありますが、このアプリの特徴は加工が簡単な事です。通常、ボケを再現するアプリは、ボケさせない部分を指定して、それ以外の部分をぼかすのですが、このボケさせない部分を指定する作業って、結構面倒くさいのです。その点Big Lensは自動設定機能があるため、比較的楽に加工を行う事ができます。また、日本語化されているのも心強いですね。では、順を追って見てみましょう。

初期画面です。多分、「基本」の方はほとんど使わないでしょう。「詳細」をタップします。(画像はアプリ内蔵のサンプルを利用しています。)


「投げ縄ツール」を利用すると、選択範囲を塗りつぶすのがはかどります。
Photoshopなどに馴染みのある方ならおわかりですね。ぐるっと指で囲むように線を描くとその内側を全選択してくれるものです。
自動機能があるといっても、ここはできるだけ丁寧に女の子のシルエットに沿って囲んで見ましょう。


囲んだ範囲が自動的に塗りつぶされました。向かって左の肩が塗りつぶされていませんし、右下ははみ出して塗りつぶしてしまいました。でも気にせずにそのまま「自動」ボタンをタップしましょう。


 すると、あらら。彼女のシルエットに沿ってキレイに選択範囲を調整してくれました。


でもよく見ると右側の一部が選択されていませんね。どうやら写真のコントラストからエッジを判定しているようです。これは仕方ありませんので、手動で微調整しましょう。2本指でピンチすると画像を拡大する事ができます。「ブラシ」と「消しゴム」を利用して塗りつぶしましょう。


綺麗に塗りつぶすとこんな感じです。他のアプリだと、こんなにシャープに塗りつぶすには何度も拡大と縮小を繰り返しつつブラシと消しゴムを駆使する必要があります。Big Lensは本当に楽です。では、右上のNextをタップして仕上げにかかりましょう。


こんな感じに、彼女が引き立つ綺麗なボケを再現してくれます。後ろに居たオジチャンも見えなくなってスッキリ(笑)。後は、絞り、ボケ具合の設定やフィルターを決めてお好みの絵に仕上げてください。カメラロールへの保存や共有は右上のボタンです。


ビフォアアフターはこんな感じですね。ぼかさない部分との境界は少しボケ具合を弱めるような仕様になっているらしく、対象がより浮き出るような効果を見せてくれます。

以前にご紹介したのは人的テクニックに役立つアプリでしたが、こういう画像加工アプリの方が即効性ありますねぇ。


色々とボケ加工ツールは試してみましたが、使いやすさ(範囲指定の簡易さ)で、イチオシのアプリです。