- OS:iOS4.3以降
- 掲載時の価格:1,000円
- こんな方にお勧め:
- iPhone上でMS Officeのファイルを編集したい方。
- PowerPointファイルも編集をしたい方。
- チェックポイント:PPT(X)ファイルの閲覧だけではなく編集も可能、なおかつインターフェースが日本語で、旧OSのiPhoneでも利用できます。
前回ではファイルの再現性についてお話ししましたが、今回はTIPsを少し・・・
もし、あなたが自身のPC/MAC以外でOfficeファイルを編集する予定ならば、できればOffice2007(MACは2008)形式ではなく、Office2003(MACは2004)以前の形式で保存しましょう。拡張子が「docx、xlsx、pptx」ではなく「doc、xls、ppt」で保存するのです。これをわたしは「X(エックス)無しで保存」と呼んでおります、ハイ。
純正Officeの各バージョン、互換アプリ、各種OS上で色々と試しましたが、ファイルの再現性に関してはいずれの場合も、「X無しで保存」するのが一番よかったのです。「X無しで保存」の際に、編集できない場合があるとか云々のポップアップが出たりしますが、ほとんどの場合、挿入オブジェクト(絵や図形)の編集に関する機能です。わたしは、「Xありで保存」すると大抵の場合、「編集が可能かどうか以前に、そもそもレイアウトが再現されていない!」と嘆く事の方が多いため、ある程度オブジェクトの編集を諦めてファイルの再現性を優先しています。
「X無しで保存」しても、同OS上、同バージョンのOfficeでは、オブジェクトの編集は可能です。しかも互換アプリでもオブジェクトを編集できる場合が多いのです。確か大人の事情でXMLベースのファイル形式に変更したのに、逆に互換性が劣るってどうなんでしょうね?
閑話休題、2番手はSmart Office 2です。
気になるファイル再現性は、「X無しで保存」したファイルならばOfficeSuite Professionalと同等、「Xありで保存」したPowerPointに関してのみ少々難あり、というところでしょうか。前述の通り、iOSでファイルを編集する予定があるのであれば、最初から「X無しで保存」が吉ですね。
インターフェースは独特です。これでもかなりマシにはなったかな? 以前のバージョンはもっともっと独特のインターフェースでしたので、慣れるのが大変でした。
新規作成画面のタブではテンプレートが用意されています。お試しのサンプルファイルが用意されているのはよくありますが、テンプレートが最初からあるのは珍しいですね。開発者としても本気でOfficeファイルを編集して下さい、という意気込みでしょうか。
下記画像↓はExcelファイルでの編集画面ですが、デスクトップ版のOfficeや他のアプリとは異なり、インライン編集ではありません。これは好みと評価の分かれるところですが、 画面が小さく、操作可能な面積の狭いiPhoneでの編集を考えた場合、一つの解だと思います。
インターフェースが独特なのは、古いiOSバージョンにも対応しているから、とみる事もできます。Office互換アプリとしては老舗の開発会社ですから、こだわりもあるのかもしれません。少々旧式のiPhoneでOfficeファイルを編集したいなんていう適応場面は少ないでしょうが、そんな時には心強いアプリとなるでしょう。