- OS:Mac/Windows/Linux上のFirefox
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- ウェブページをまるごと保存したい方。
- ブックマークでもなくて、テキストだけでもなくて、とにかく全部見たままを保存したい方。
- クラウドサービスではなく、ローカルに保存したい方。
- チェックポイント:以前にご紹介のPage Saverと組み合わせると、最強のウェブ魚拓環境が作れます。
さて、今どきはMHT、あるいはMHTMLファイルを知らない方も、多いのではないでしょうか。概要はウィキペディアでも見ていただくとして、簡単に言えば、ウェブページをまるごとアーカイブ(保存)するためのファイル形式です。実のところ、ブラウザで標準対応しているのはInternet ExplorerとOperaだけ、というフォーマットなので、今ではマイナーでしょうかねぇ?。
IEがまだ主流だった頃、最も簡単に、ウェブページを1つのファイルとして保存する方法でしたので、いまでも多くのMHTファイルがわたしの保存用ハードディスクに眠っています。なにより、MHTはウェブページを1ファイルでまとめてくれるので、非常に保存が楽なのです。
昔々(ネットはdog yearと言いますが、本当に結構な昔)、IE離れをしたくて、FirefoxでMHTを保存/閲覧する方法を探して見つけたのが、このUnMHTです。
IEとOperaしか対応していない、ということは、同時にMACでは非常に再利用しにくいフォーマットだという事ですが、UnMHTのおかげで、今でも非常に助かっています。
ちなみに、MACでは、MHTはMS Officeインストールした環境ではWordに関連付けられます。重いし、再現してくれないしで涙が出ますよ。
アドオンをインストールすれば、MHTで保存というメニューが追加されます。もちろん、アイコン表示も可能ですので、お好みに応じてどうぞ。
上記のメニュー画像をご覧のように、複数タブを一つのファイルとして保存する事もできます。一時的な作業用保存などで活躍してくれる機能です。ウェブページをまるごと保存ですから、もちろん、リンクもすべてライブ(生きて)います。作業再開時にリンクを書き写したり、多くのブックマークを保存したり探したりする必要がなくなります。
設定は多彩ですが、難しくはありません。デフォルトのまま利用しても問題ないでしょう。
EvernoteやPocketも便利ですが、再現性や作業性のため、あるいは一時的な資料として利用するのであれば、MHTは便利なフォーマットですし、UnMHTは強力なサポートツールになってくれます。
なお、本家サイトでは最新版(執筆時Ver.7.0.1)、Mozillaでは、Ver.6.5.5(執筆時)をインストールできます。
本家サイト
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