2013年12月20日金曜日

メールクライアント受難の時代・・・現時点でMACのメールアプリとしてベターチョイス。


Airmail
  • OS:OS X 10.7以降
  • 掲載時の価格:200円
  • こんな方にお勧め:
    • gmailのクライアントソフトをお探しの方。
    • ブラウザ内での操作が苦手で、クライアントアプリを利用したい方。
    • Gmail、Yahoo、Outlook(msn、Hotmail)をアプリ上で統合したい方。
  • チェックポイント:ほとんどのメールを1つに統合できます。もちろん、マルチアカウントにも対応していますので、複数IDでgmailを利用することができます。
今どきは、ウェブメールが主流だ。メールクライアントソフトにとっては生きにくい、受難の時代だ。業務メールも何らかの形でgmail上で処理している人も多いだろう。
ただ、ブラウザであるが故の不便さを避けるため、クライアントソフトを利用したい場合もある。

そこで問題。gmailにとうまく付き合えるメールクライアントは存在するか?
答えは・・・パーフェクトなものは無い。しかし充分実用に耐えるものはある、となる。

以前ならば、Sparrowが最もベターな答えだった。しかし、Googleに買収されて後、機能追加をしないという宣言がなされ、その魅力を失った。そして現在のベターは今回ご紹介のAirmailなのだ。Chrome(アドオン、デスクトップアプリ)やfluid等は、やっぱりブラウザに変わりは無く、Inkyは、少なくとも評価中の不安定さは実用に耐えなかった。

さて、このAirmail、実は次々と機能追加と修正が行われている。当初はgmailアカウントしか対応しなかった。その後Exchangeサーバーとの連携にはじまり、いまやメジャー所のサービスを制覇し、POP3にも対応し、向かうところ敵無しの感がある。
MAC App Storeでリリースされているのは安定版だが、その影ではベータ版が次々にリリースされ、機能追加と修正が行われている。わたしはそのベータトライアルに参加しているが、ベータであるところの不安定感は、いまやほとんど無い。安定している。

単なるウェブメールクライアントだけではなく、独自の機能もある。この機能の使い方をマスターすれば、メールの管理がワンランクアップすることは間違いない。その機能の一つがカスタムフォルダである。標準で(追加/削除は可能)「TODO、メモ、完了」の三つが用意されているが、これらのフォルダを利用することで、メールが貯まりがちな受信トレイをクリアにし、メールの処理漏れを減らし、また、受信トレイをTODOに利用していた方もより効率的な処理が行えるのだ。仕組み自体は単純なのだが、それをアプリとしてきちんと管理して、UIを処理しているのが非常に使いやすい。

もちろん、欲を言えばキリが無い。フォルダ(ラベル)をアプリ側から操作したいし、ヘッダをいじりたい時もある。連携するクラウドストレージ(メールに添付する代わりに、URLを送る。)も、もっと増やして欲しい。Copyとかminboxは難しいかな。せめてboxには対応してくれないかしら。

最後に。
これだけ高機能なメールアプリが200円というのは、ありえないぐらいの安価だと思う。