- OS:iOS6.0以降
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- Windowsマシンを離れたところから遠隔操作したい方。
- iPhoneやiPadでもデスクトップのオフィスアプリを利用したい方。
- 手軽なRDPクライアントをお求めの方。
- 外出先からでも事務所や自宅のWindowsマシンにアクセスしたい方。
- チェックポイント:軽く、機能も豊富なリモートデスクトップクライアントアプリです。元々、企業向けのソリューションとして提供されているらしいのですが、個人用途でも利用可能です。
Windowsマシンを離れたところから、iPhone/iPad上で遠隔操作するには大別して3種類の方法があります。
- RDP系:マイクロソフトの提供するプロトコルに準じたアプリ
- VNC系:VNCを利用したアプリ
- 独自系: 独自のサーバー技術を利用したアプリ
コンピュータの遠隔操作アプリに関しては、基本的には企業向けのビジネスなので、どの系列の技術を利用しているかにかかわらず、ほとんどのアプリが何らかの形(サーバー側を含む)で有償です。
RDP系はPRO版以上のエディションであれば、僅かに簡単な設定だけで利用できるので便利です(ホームエディションはRDP機能を利用できません)し、さらにAccessToGoを利用すれば、無料でリモートデスクトップ環境をiPhone/iPad上で実現することができます。
あらかじめデモ用のサーバーが設定されているので、試してみましょう。
とはいえ、タップするだけでスグにWindowsのデスクトップが表示されるので、拍子抜けしてしまうかもしれませんね。
今回はiPad miniで試してみました。
マウスは複数のポインタ操作(と表示)が用意されているので、お好みのものを選びましょう。
もちろん、ソフトウェアキーボードで入力することができますし、さらにiOSデバイスには用意されていない装飾キーも利用することができます。
このような↓ビジュアルで多機能なマウスカーソルを利用することもできます。
もともと高速な操作が特徴のRDPですから、同じWi-Fi環境内であれば、非常にスムースに操作することができます。操作されるサーバー側にオフィスアプリがインストールされていれば、iPhoneからデスクトップ版のワードやエクセルで書類を作成することもできます。
更に。
AccessToGoのデベロッパのウェブページ上では、ファイアウォール越しの操作も可能なよう(未検証)です。つまり、事務所や自宅を離れて、外出先からルーター越しの遠隔操作が可能なのですね。しかも、この機能(Ericom Secure Gateway)は無料です(要登録)。
おまけに。
有償ですが、Ericom BlazeというRDPの拡張機能をサーバーにインストールすれば、通常の10倍速いアクセスが可能とのことです。
おそらくこのデベロッパのビジネスモデルはEricom Blazeの販売なのでしょう。そのため、AccessToGoは無償で提供されていて、そのAccessToGoにはEricom Blazeのデモ環境が設定されているのですね。