2015年3月29日日曜日

まったく新しくて画期的な思考ツール。分析・比較・アイデア検討から企画書作成まであなたを強力にサポートします。

Gini
  • OS:iOS 5.0 以降。 iPad 対応。
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • まったく新しい思考ツールを試したい方。
    • 経営者・起業家・投資家・設計者・技術者など、意志決定やクリエイティブな思考が必要な方。
    • マインドマップで書き出したアイデアをより戦略的な計画に落とし込みたい方。
  • チェックポイント:ドイツからやって来た、まったく新しい思考ツールです。重要度、優先度、進捗、アイデアをそれぞれ視覚化してプロジェクトの全体を管理する事ができます。
プロジェクトの発案や管理をする立場にあるビジネスマンなら、SWOT分析はご存じでしょう。このGiniはSWOT分析をより視覚的に、より高度にまとめ上げた斬新な仕組みをiPad専用に仕上げたアプリです。

新しさのあまり、当初は少々戸惑いましたが、サンプル(Case Studis)とテンプレートを参考にいろいろと試してみました・・・こ、これはスゴイんじゃない?
本当にまったく新しいアイデアと仕組みのアプリですので、その真価を体感するまでにはまだ少々時間がかかりますが、使い続ける価値がありそうです。

このGiniの良い点は、新しい思考ツール/プロジェクト分析ツールでありながら、シンプルなインターフェースである事と、ヘルプ、サンプル、テンプレートが充実していることでしょう。いずれもかなり丁寧に記述されています。(英語なので、読解する必要がありますが)


基本的な使い方としては、一つのプロジェクトを「大きな円」としてとらえ、そのプロジェクトに必要な項目や重視すべき項目をピザの一切れのように分割します。
そして、それぞれの一切れの大きさは重要度を表します。リソース(資源:人モノ金)は有限ですから、一つの項目を重要視すれば(大きくすれば)、相対的に他の項目が小さくなるというのは理に適っていますし、 視覚的にも非常に把握しやすいですね。

SWOT分析が単純な4分割なのに対して、Giniは複数の項目に相対性を持たせながら分析をすることができます。


さらに、それぞれの項目にTODO(やるべき事)やアイデアをトッピングのように載せてゆきます。円の中心に近づくほど進行度合いが進んでいる(完了に近づく)というルールは素晴らしいですね。

テンプレートもマネジメント、出版、アプリ開発、マーケティングをはじめ、多くのカテゴリが用意されています。それぞれのテンプレートには必要と思われる項目があらかじめ用意されていますので、プロジェクトを成功させるために考えなければならないこと、用意しなければならないモノを把握することができます。


テンプレートに記載されている内容だけでも、大変価値のある情報です。様々な分野での智恵と経験のエッセンスをまとめた、素晴らしい教科書になります。

サンプル(Case Studis)には、アングリーバードのプロジェクト例等があります。アプリ開発者には大変参考になるでしょう。


単にグラフィカルに管理/分析するだけでなく、テキスト文書として出力することができます。


ぶっちゃけ、テンプレートを選んで、項目を埋めていくだけでも、かなり質の高い企画書を作ることができます。これらのテンプレートやサンプルを日本語化したら、涙して喜ぶ人は多いでしょうねぇ。

企画立案、新規事業に携わるプロデューサーや様々な分野のクリエイターの方には、特にお勧めのアプリです。
通常は500円で販売されていますが、ただいま無料セール中です。この機会にぜひどうぞ。