- OS:OS X 10.6 以降
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- PDFをメールやクラウドで送る機会の多い方。
- 保存しているPDFの容量を小さくしてディスク容量を減らしたい方。
- 大量のPDFをバッチ処理(連続/一括して)圧縮したい方。
- チェックポイント:実は、もう1年近く前からご紹介したかったアプリです。ようやくご紹介することができるようになりました。しかも折良く無料セール中ですので、ぜひ、あなたも入手して活用してください。
なぜ、その時にご紹介しなかったかと言えば、理由は簡単で、なぜか突然PDF Compress ExpertでPDF圧縮ができなくなってしまったからです。デベロッパに調査をお願いしても原因がわからずに、時間が経ってしまいましたが、ようやく原因が判明しました。
通常、MACでPDFを閲覧する標準(デフォルト)アプリは、プレビュー.appです。わたしは、これを別のPDF閲覧アプリに変更していたんです。先日、Yosemiteのクリーンインストールを契機にして、Mavericksの環境を見直していたのですが、どうやらこれが原因です。 PDFのデフォルトアプリをプレビュー.appに戻すと、再びPDF Compress Expertで圧縮ができるようになりました。
PDF Compress ExpertもExSqueeze itも同じPDF圧縮アプリで、バッチ処理の有無いがいはほぼ同じ性能です。ただ、それぞれのアプリで得意不得意があるようで、片方では画像が乱れてしまうPDFファイルでも、もう片方では綺麗に圧縮できるということが多々あります。PDF圧縮が必要で多用される方は、両方ご用意されることをお勧めします。
PDF Compress Expertは英語版のみですが、使い方は簡単です。ファイルを選ぶ、保存先を選ぶ、圧縮ボタンをクリックする、のたった3ステップです。
圧縮率の設定を変更することもできますが、標準設定から変更する必要を感じることはほとんどありません。実際のところ、圧縮率を上げる(高圧縮)と確かにファイルサイズは小さくなりますが、PDFファイル内の画像のクォリティがかなり下がってしまいます。いろいろと試してみましたが、標準設定が一番バランスが良いですね。
なお、PDF Compress ExpertもExSqueeze itも、PDF内の画像を圧縮してファイルサイズを小さくするアプリです。PowerPointをPDF化したものなど、ふんだんに画像を含んだファイルに効果的です。逆に、テキストのみのファイルやExcelをPDF化したファイルには効果が薄いです。
PowerPointをPDF化したファイルを圧縮すると、概ね1/3〜1/4以下のサイズまで圧縮してくれます。
ちなみに、更にもっとPDFのファイルサイズを小さくしたい、という事であれば、あらかじめPowerPointの作成時に画像を IMAGEmini / IMAGEmini Lite (レビューはこちらです) の様な画像圧縮アプリで前加工するのが効果的です。