2014年6月22日日曜日

ながら作業に最適なテキストエディタ。ブラウジングしながら、あるいは仕事をしながらこっそり文書を書いてみましょうか。

airWriter
  • OS:OS X 10.7 以降
  • 掲載時の価格:500円
  • こんな方にお勧め:
    • ながら作業で文書作成をしたい方。
    • 複数の資料を参照しながら文書作成をしたい方。
    • デスクトップの壁紙を眺めながらテキスト入力したい方。
    • デスクトップに常時書き込み用のエディタを開いて置きたい方。
  • チェックポイント:テキスト入力のための基本機能は、すべて備えています。MAC標準のテキストエディットの代わりにデスクトップに常置するのもいいでしょう。
テキストエディタが好きです。以前にご紹介したOmmWriter Dāna IIも含めて複数のテキストエディタを常用しています。創作用、ファイル閲覧用、コード用、資料作成用、メモ用等々の使い分けをしています。本当は一つに絞って使い込むのが良いのかもしれませんが、どうやら性分のようです。
このairWriterは、資料を作成したり、デスクトップに常設してパッと書き込むような使い方に最適なテキストエディタです。自動インデントやインクリメントサーチなどのコードエディタとしての機能はほとんどありませんが、複数の資料を開いて、それを見ながら、あるいはコピペをしながらテキストをまとめるのには最適なエディタでしょう。

その最大の特徴が全面が透明だということです。だからこそairWriterを通してそのまま他の資料、例えばウェブブラウザやPDFファイル、オフィスファイルを透かして見ながら文章を入力することができるのです。MACではOS機能を利用して背景を透明化できるエディタもありますが、ここまで完全に透過するエディタは類をみません。

初回起動時には、注意書きが表示されます。使い方のサンプルとして文章が表示されるけど、次回の起動時には消えてなくなるから気にしないでね、という事です。


ご覧の通り、完全に透けたエディタです。


上部にツールが並んでいます。通常に使うツールに絞られているので、スッキリしていますね。ちなみに、MACでいうところのテキストエディタはWindowsではリッチテキストエディタに相当します。なので、フォントや文字サイズ、文字色の変更を行うことができます。段組機能(テーブル作成機能)も備えていますので、リスト表示のレイアウトが必要な時も簡単に表を組むことができます。
画面をキャプチャできる機能もあります。ワンクリックでエディタ画面を保存できますので、貼付資料の作成も簡単です。下図もこの機能で撮影したものです。


わたしのデスクトップは寒色あるいは黒色系が多いので、airWriterの表示フォントは白がいいですね。白っぽい背景をご利用の方や、他の文章を透かして記入される方は、フォントを黒系に変えましょう。
さすがにこの部分は透過しませんが、スタイルメニューを表示させる事もできます。


最前面に常設する機能も、ながら/平行作業のための機能ですね。ピンの色を選ぶ事ができますが、シングルウィンドウのエディタ(一度に一つの文章のみ)ですから、これはお飾りの機能と言えるかもしれません。


唯一残念なのは、自動保存の機能が無いことでしょうか。この点を解消してくれれば更に安心して使う事のできるエディタになってくれると思います。