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- 掲載時の価格:400円 (iTunesレンタル)
- こんな方にお勧め:
- 数学の嫌いな方。
- 数学を好きになりたい方。
- 穏やかで優しい気分になりたい方。
- チェックポイント:不自然な展開や嫌みの無い良作邦画です。穏やかな午後を過ごすには最適な映画です。そんでもって、きっとあなたも数学に興味を持つことでしょう。
もし、高校1年の春に、こんな先生から数学の第1回目の授業を受けていたなら、数学を好きになっていただろうなぁ、と思います。寺尾聰が演じる、博士と巡り会うことは難しくても、数学を美しく、楽しく語ってくれる先生に巡り会える機会はあるかもしれませんね。
あまりネタバレにならないように詳しくは記しませんが、数字と数字の間にこんなにも美しい関係/関連があるということを優しく(易しくではなく)語りつつ進むストーリーは、とても自然で、義姉の告白に驚きを覚えるほど劇中に入り込んでしまいました。
どこかで、数学者はロマンチストだ、なんて話しを聞いたような覚えがあるのですが、本当にそうかもしれないと思わせてくれるほど、数学のロマンを語る博士が素敵です。
ちなみに、超上級のプログラマは哲学者に等しい、というのはわたしの持論です。すいません。どうでもいい話ですね、これは。
劇中ででてくるオイラーの公式についてのポッドキャスト(「博士の愛した数式」を理解する)があったりしますので、数学知識とご興味のある方はご覧になるのも良いかもしれません。わたしにはちんぷんかんぷんで理解できませんでしたが orz
せめてできるのは、インド式計算術(アプリのレビューはこちらです)で身近な計算力を強化することぐらいでしょうか・・・
映画の冒頭がiTunesで視聴できますので、興味を持たれた方は、ぜひどうぞ。ちょうど授業が始まる部分を観ることができます。