Moom
- OS:OS X 10.6.6以降
- 掲載時の価格:1,000円
- こんな方にお勧め:
- WindowsからMACにスイッチした、あるいは両刀使いの方。
- マウス操作よりも、キーボードショートカットを好まれる方。
- 各OSで、できるだけ操作感を統一したい方。
- チェックポイント:とても便利なアプリです。ですが、必要を感じない方には、全く無用でしょう。欲しがる人だけが欲しい、そんなアプリです。
WindowsからMACにスイッチして、初期につまずく操作や、慣れない作法というものが幾つかあります。その1つが、各ウィンドウの上部に配置されたボタンです。
Windowsは右肩、MACは左肩にあるアレですね。 MacBookの場合は、赤=閉じる、黄色=最小化、緑=最大化・・・ではないんですよね。特に「緑」は、アプリケーションによって動きが異なるように見える(ルールは同じだが、表現が異なる)ため、特に混乱します。Moomは、この混乱を解決してくれ、なおかつより便利な機能を追加してくれるアプリです。
Moomを起動すると、緑ボタンのクリックがウィンドウの最大化になります。これだけでも、Windowsユーザーとしては(精神的にかなり)ありがたい機能です。正直、元々このアプリの導入目的はこの機能でしたから。ですが、実際に使い始めるとプラスα機能の方を多用していることに気がつきます。
このプラスαというのが「ウィンドウの位置とサイズを任意に、ワンタッチで設定できる」という機能です。マウスのクリック、マウスの移動、キーボードショートカットが利用できます。 ウィンドウのサイズと位置は右端、左端、上部、下部、1/4などが用意されており、任意のサイズでも指定が可能です。
緑ボタンをクリックせずにマウスカーソルを当てるとメニューが表示され、ワンクリックで、ウィンドウを変更することができます。また、ウィンドウの端をつまむことなく、マウスのドラッグでウィンドウサイズを変更することもできるのです。もちろん、これらの操作はショートカットでも指定可能ですので、キーボード派の方には更に快適かつ迅速な操作が望めます。また、よく使い、いつも開けっ放しにしているアプリやウィンドウを、ワンクリックで指定位置に整頓する機能もあります。
マウスかキーボードのどちらかで、これらの機能を実現するアプリ(あるいはOSの機能)は、ありますが、どちらでも同じようにウィンドウを操作できるというのは非常に使いやすいものです。
利用していて是非お勧めしたいのが、右端を一列開けておいて、いつでもデスクトップ部分が見えている、というウィンドウ設定です。1つ作成して登録してみてください。便利ですよ。
ちなみに、赤ボタン=閉じる、を実現するにはRedQuitsというアプリがあります。ですが、少なくともわたしの環境では安定性に欠ける部分があり、お勧めしていません。