2015年5月1日金曜日

詳細にログが取れるネットワークアナライザ(スニッファ)。ウェブマスター/開発者、ついでにハッカー(笑)にも必携アプリ。

HTTP Trace
  • OS:iOS4.3以降
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • ウェブマスターの方。
    • ウェブ開発者の方。
    • 目的のウェブページの構成や通信ログを確認したい方。
    • HTTP(S)スニッファ(分析)ツールをお求めの方。
  • チェックポイント:内蔵ブラウザからウェブサイトとの通信ログをつぶさに分析、確認することのできるツールです。iPhone単体で行えるスニッフィングツールとしてはなかなか優秀で、かなり詳細なログを取得することができます。
普通一般の方がスニッファ(ネットワークの分析ツール)を利用されることは少ないと思いますが、ウェブ開発者あるいはウェブマスターにとっては必要なツールです。自サイトのチェックはもちろん競合するサイトのチェックにも利用することができます。そんなに頻繁ではなくとも、時々にチェックをした方が良いものですし、するべきでしょう。
でも、まあ、スニッファを一番多用するのはハッカーかも(笑)。

MacやPCのデスクトップで利用するツールにはネットワーク上を流れるあらゆる情報、より具体的には繋がっているLANケーブルあるいは無線LAN上を流れるデータ(パケット)を取得するものがありますが、HTTP TraceはHTTP/HTTPS専用のツールです。

HTTP/HTTPS専用だからといって、簡易なものではなく、逆にHTTP/HTTPSでの通信(サーバーとのやり取り)のほとんどすべてを詳細に表示してくれます。
使い方は簡単で、アプリを起動して、目的のウェブページを表示させるだけです。

基本画面はこんな↓感じです。まぁ、普通のブラウザですね。


試しに、当鑑定団を表示させてみましょう。



どこからどう見ても、普通のモバイルブラウザなのですが、右肩にあるメニューマークをタップすると、ドサッと、通信ログが表示されます。


ウェブサイトのファイル構成を調べること、あるいは調べた結果からファイルを抜き取ることをサイト(ウェブ)を「掘る」と呼ぶことがありますが、まさに、このスニッファログから掘ることが可能です。

個々のログは、詳細(Details)も見ることができます。サーバーの種類はもちろんのこと、ウェブ開発者やウェブマスターにとって重要なレスポンスタイム(反応時間)も確認することができます。


取得したログは、HTML形式でメールに添付して送ることができますので、取得した情報をマルッとサクッと全部をPCやMacのブラウザで確認したり、再利用したりすることができます。
ログはテーブルタグで整形されて一覧表示されますので、見やすいです。

有料アプリですが、ただいま無料セール中です。仕事としてウェブに関わる方の必携ツールの一つでしょう。ぜひこの機会にどうぞ。