2014年9月7日日曜日

つけない家計簿? ウェブサービスによる自動記入が便利な資産管理アプリ。無料で広告もなく快適操作できます。

Moneytree 一生通帳、家計簿より楽チン!
  • OS:iOS7.0以降
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • 家計(こづかい)をiPhoneで管理したい方。
    • 明細詳細よりも総額や残高、あるいは支払管理をしたい方。
    • 家計簿記入が苦手で、なかなか続けられない方。
    • 金なら腐るほどあるという「以外」の方。
  • チェックポイント:ご自身のクレジットカードをお持ちの方、複数の銀行口座をお持ちの方、電子マネーやポイントカードでの決済を多用する方には非常に便利な家計簿アプリです。
家計簿には永らく、かんたん家計簿iMoneyFlow (レビューはこちらです) を利用してきましたが、先日、このMoneytreeに移行しました。
iMoneyFlowに問題があったわけでは無いんです。iMoneyFlowは大変出来の良い家計簿アプリで、特に封筒方式で家計管理されている方には最適です。ただ、近頃は支出の形態が変わってきたため、乗換先を模索していたのでした。

最近では現金での決済よりも、電子マネーあるいはクレジットカードでの決済の方が多いのです。というよりもあえて電子マネー/クレジットカードを優先して利用しています。だって、そちらの方がメリットが高いんだもの。ポイントによるキャッシュバックや、チャージ時の増額など組み合わせると、結構な額になるのです。さらに、キャンペーンや優待、あるいは割引等のサービスもかなりお得です。もちろん、持ち歩く現金を少なくできますし。

ただ、電子マネーやクレジットカードを多用すると、所持金額(残高)や利用総額(履歴)を把握しづらくなります。1枚のカードだけならまだしも、複数のサービスを利用すると、家計簿でいうところのいわゆる資産総額を把握するのに苦労します。それぞれのサービスごとにレシートに表示される残高や、ウェブでの利用履歴確認画面を合計しつつ、銀行口座からの引き落とし日も考慮しなければなりません。現金決済のみなら、財布の中身を数えるだけで済むのですが。

Moneytreeの最大のメリットは、各決済サービスのウェブサービスに接続し、それらをまとめて資産として管理できる点です。対応するサービス数も銀行口座、クレジットカード、電子マネー、ポイントカードと充実しています。
例えば、資産総額の確認画面はこんな感じですね。(さすがに金額を晒すのは恥ずかしいので隠させていただいてます。)


クレジットカードの項をタップすると、カードごとの利用高(引落予定額)を確認することができます。


ポイントカードや電子マネーでは、それぞれの増減履歴を確認することができます。


いずれのサービスでも、決済ごとの明細を確認することができます。さすがに利用店舗/サービスまでしか把握できませんが、店舗やサービスの種類によってMoneytreeが自動的に科目を振り分けてくれます。例えば、スーパーで買い物をした場合には「食料品」、衣料店での購入は「衣料」などとなります。科目は手動で修正することもできます。

最近ではウェブサービスはもちろん、アプリやソフトウェアも月額制が増えてきました。Adobeのサブスクリプションもそうですね。(Photoshopが最安で利用できるプランは月額制です。) これらの利用もMoneytreeなら、把握しやすくなります。

ウェブサービスの登録も簡単で、ガイダンスに沿ってログイン手続きを進めて行くだけです。ここで、一つだけ注意点です。お気づきかもしれませんが、MoneytreeではインターネットバンキングやウェブサービスのIDとパスワードをデベロッパ側に晒すことになります。このセキュリティリスクを許容できない方はMoneytreeよりもiMoneyFlowのご利用をお勧めします。
老婆心ですが、Moneytreeの利用有無に関わらず、インターネットバンキングを利用する際にはIDごとの利用制限や、第2暗証/第3暗証といった多段階セキュリティ管理の設定とメールでの利用履歴通知を設定しておきましょう。


もちろん、現金での出納管理機能もあります。


金額と適用を入力するだけの簡単操作ですね。


カテゴリはデフォルトで幾つか登録されていますが、あなた自身でカスタマイズすることも可能です。あらかじめ用意された多岐にわたるカテゴリから選ぶ事もできますし、新規登録することもできます。


Moneytreeはインターネットバンキングや、各ウェブサービスの利用登録が前提となるアプリですが、この利便性は、家計簿アプリとしてはピカイチでしょう。

ちなみに、今までアプリに限らず色々な家計(小遣い)管理を試してきましたが、「本気で管理と把握をしたい」のであれば、必要かつ不可欠な行動が「レシート(領収書)はすべて受け取る」という点だけは、変わりませんねぇ。