2014年9月22日月曜日

人物撮影にスパイスを加えるアプリ。selfie(自撮り)も魅力的に撮れるかも。

Illuminant
  • OS:iOS6.1以降
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • 人物写真やselfie(自撮り)を美しく撮りたい方。
    • 彼女/彼氏を魅力的に写したい方。
    • 夜間や暗い室内でも生き生きとした人物写真を撮りたい方。
  • チェックポイント:このアプリをもっとも効果的に利用するにはフルサイズのiPadが望ましいのですが、iPhoneやiPod Touchでも結構使えます。
ポートレートなど人物を撮影する時に、生き生きとした表情を演出するテクニックとして利用されるのがキャッチライトです。瞳に光を反射させることで人物の表情を強く印象づけることができます。最近のアイドル写真やPVではリングライトを利用したキャッチライトが食傷気味なほど多用されていますね。(瞳にドーナッツ型の光を反射させたアレです。)

Illuminantは、様々な形状のキャッチライトを含む、撮影用の補助光をiPhoneで作ってくれるユニークなアプリです。


アプリ自体の操作は簡単ですが、写真撮影の補助として使いこなすには少しコツが必要でしょう。

まず、iPhoneの内蔵カメラを利用して、その場の色温度を測ります。自然なキャッチライトを作るための作業ですが、撮影の演出としてわざとキャッチライトの色温度を変えるというのもアリです。


暗い室内で、普通に写真を撮ると、下の作例のように暗く沈んだだけの画像になってしまいます。作例ではさらに逆光なので、ほぼ人物の表情はわかりませんね。


Illuminantでこのような補助光を造り・・・


iPhoneを近づけて撮影すると、こんな具合↓に、顔に照明を当てつつ、キャッチライトを得ることができます。


サイズや光量の点から、大画面のiPadで利用するのが効果的ですが、iPhoneサイズでも思ったよりも明るく照らしてくれます。設定やコントロールセンターで、iPhoneの照明輝度を最大にし、明るさの自動調節をオフにしましょう。

正直な話し、最初にこのアプリを見た時には、カメラ撮影に関係したアプリだろうということはわかったのですが、しばらくアプリを弄ってからその後、デベロッパーのサイトで利用例を確認するまで、使い方がよくわかりませんでした・・・このアプリ、一般受けは悪いでしょうねぇ。もったいない話しです。

本格的なスタジオ撮影や、かなり明るい野外での撮影では、iPadを利用しても光量が不足するので効果が発揮できませんが、フラッシュの使えない場所、あるいはフラッシュを使わずに夜景や室内の雰囲気を残して人物を撮影するのには、かなり強力なお役立ちアイテムとなるでしょう。
自室等でselfie(自撮り)される方も、お試しあれ。キャッチライトを入れると表情がかなり華やぐので、魅力的に映りますよ。iPhoneを支えるスタンドが無いと両手が塞がるのが難点ですが。

どうやら、期間限定で無料セールを行っているようです。気になる方はお早めにどうぞ。