2015年9月13日日曜日

MacとiPhoneの両方で使えるパスワードジェネレータ。データの流出の心配がありません。

DotPass Password Generator
  • OS:OS X 10.8 以降
  • 掲載時の価格:120円
  • こんな方にお勧め:
    • パスワードを覚えるのが苦手な方。
    • 強力なセキュリティでパスワードを保護したい方。
    • iPhoneとMacで共有できるパスワード管理をしたい方。
  • チェックポイント:先日ご紹介したiPhone版DotPass Password Generatorの、こちらはMac版アプリです。そもそもどちらのDotPass Password Generatorもアプリ内にパスワードを保存する訳ではないので、厳密な意味でのパスワード共有ではないのですが、パスワード生成のロジックが同じなため、同じシードワードとドットパターンを入力すれば、まったく同じパスワードが生成されますので、結果的にパスワード共有と同じ事ができます。
もう最近では、ご自宅にMacやPCを持たず、スマートフォンだけがインターネット端末という方も(特に若い方を中心に)多いようですね。両刀使いの場合、面倒あるいは苦労するのが、データの共有です。特にパスワード管理については、持ち出すデータが少なければ少ないほど危険性を少なくすることができますから、DotPass Password Generatorのようにデータを共有することなく、結果だけを統一して利用できる仕組みというのは効果的です。


Mac版DotPass Password GeneratorもiPhone版と使い方は同じです。
ドットパターンを描いて、シードワードを入力すれば、パスワードが表示されます。

画面インターフェースも同じですね。
マウスやパッドだとiPhoneの比べて、少しラインを引きづらいですが、DotPass Password Generatorは一筆書きである必要は無く、最終的なライン図形が同じであれば良いので、描線回数を分けて操作しても問題ありません。

ドットパターンを描き終わったら、Done(終了)ボタンをクリックして、シードワードを入力します。シードワードは、サイト名やサービス名にしておけば、忘れにくいでしょう。ユーザーIDにすることもできますが、そうすると、個別のサービスで同一のIDとパスワードを使い回しすることになりやすいので、お勧めしません。

シードワードを入力してリターンキーを押せば、パスワードが表示されます。
あとは、このパスワードをコピーして、サイトやサービスにログインしましょう。(もちろんユーザー登録時に、このパスワードを登録していることが前提です。)

iPhone版と少し違うのが、設定画面です。シードワードを隠すという機能がありません。一方で、マルチタスク向けにアプリが非アクティブになると自動的に隠すという機能が追加されています。
実際に試してみましたが、前回の記事と今回の記事の画面写真を見比べていただければわかるように、同じシードワードとパターンを入力するとまったく同じパスワードが表示されます。
ですから、これらを覚えていさえすれば、MacでもiPhoneでも同じパスワードを(覚えていなくても)利用出来るということです。
パスワードデータそのものを記録する訳ではないので、セキュリティにも好ましいですね。