- OS:OS X 10.10 以降
- 掲載時の価格:1,800円
- こんな方にお勧め:
- アプリ開発者の方。
- ウェブ制作者の方。
- アイコンを追加可能なアプリをご利用の方。
- 時間というコストを節約したい方。
- チェックポイント:なんと、3,993個ものベクターアイコン(拡大/縮小してもギザギザがでない)を収録したツールです。収録されているカテゴリもかなりの広範囲ですし、何よりも個々のアイコンのデザインが素晴らしく、すぐに使えるものばかりです。
個人的には、シンプルで美しいけれど、ユーザビリティ(使いやすさや視認性)を考えると、何でもかんでもフラットにすればいいというものではない、とは思うのですが、まぁ、流行ですから、仕方がないですね。
例えば、アプリやウェブに慣れていない高齢者の方にとっては、フラットデザインはわかり辛いものだと思います。全体デザインはもちろんのことですが、アイコンの出来/不出来によってユーザビリティが大きく変わってしまいます。
そうなんです。フラットデザインの出来不出来って、アイコンのデザインに依存する部分がかなりあるんですよね。センスがよくて、一目で理解できるアイコンって、とても重要です。重要なだけに、その制作にはより多くの労力が必要になります。
Vector Icon Boxは、そんなアプリ開発者、ウェブ制作者の労力をぐぐッ〜と減らすためのアプリです。開発や制作現場で、すぐに使える実用的なアイコンを約4,000個も収録しています。
ユニークなのは、アイコンのカテゴリーリストというものがなく、すべて検索キーワードで管理をしているという点でしょう。
例えば、「social」というキーワードを入力すると、普段よく目にするウェブサービスの各種アイコンがリストアップされます。
アイコンの一つ一つに、複数のキーワードが設定されているのですね。
しかも検索機能はインクリメンタル(逐次検索)ですから、「grap」まで入力するとグラフに関連したアイコンがリストアップされます。検索結果の数が表示されるのも、親切ですね。
すべてのデータはベクター形式で収録されていますので、色の変更も自由自在です。
アイコンを利用するには、保存ボタンをクリックするか、クリップボードに取り込みます。
アプリ開発で使いやすいように、複数のサイズで一気に保存してくれるのも便利です。本当に制作の省力化にこだわったアプリです。
コレ↓は、Google+の例です。自力で描くとなると、結構面倒ですが、Vector Icon Boxなら、選んで、保存、で終わってしまいます。
少々お値段は張りますが、開発者/制作者の方であれば、最も貴重な時間というコストを節約できますので、充分に価値があるでしょう。
あるいは、カレンダーアプリやメモアプリなど、外部からアイコンデータを取り込んで利用できるアプリをご利用の方にも、お勧めです。お好きなアイコンを登録して利用すれば、愛用のアプリがより使いやすくなること間違いなしです。
ちなみに、Vector Icon Boxのデベロッパからは、RegexToolBoxという、無料の正規表現ツールもリリースされています。
日本語も通りますし、置換作業もかなり効率化できるので、便利です。