2014年8月1日金曜日

iPhoneで暗証番号を記憶/記録する新しい方法。画面を覗かれても、あなた以外は読み取れない・・・

WordPIN
  • OS:iOS6.1以降
  • 掲載時の価格:無料 (期間限定)
  • こんな方にお勧め:
    • 携帯のSIMカードのPIN番号が覚えられない方。
    • 銀行ごとにキャッシュカードの暗証番号を変えて、覚えておきたい方。
    • 桁数の多い数字を覚えておく必要のある方。
  • チェックポイント:オランダからやってきた、ユニークなアプリです。PINコード(一般に4桁の数字の場合が多いですね)をiPhone内に「保存せずに記録」するというものです。
最初、このWordPINを見た時に???でした。PINコードを保存しない、他人に見られても大丈夫・・・いったい何だろうかと試してみたところ、ナルホドなアイデアでした。
とはいえ、ミステリーファンの方には、初歩的なものかもしれませんが。

種明かしをしてしまうと、文字置換による数字の暗号化です。ただし、元の暗号文そのものがどこにも記載されていない(あなたの頭の中だけに在る)ので、他人には解読できません。

初回起動時にはヘルプ画面が表示されます。英文ですので、今、この鑑定団をご覧の方は読み飛ばしてもよいでしょう。下部にある「To accounts」をタップして次に進みましょう。



右肩の「New entry」をタップすると、アカウント(記録) 画面です。


まず、アカウント名を設定します。これから記憶するパスコードそのものをアカウント名にしてはいけません。


4桁の数字を記録する場合、まず、4文字の英単語を選びます。単語は4文字とも異なる文字にしましょう。数字は重複していてもかまいません。今回はこども銀行の暗証番号を「9876」、パスコードを「B」「A」「N」「K」の4文字にしてみます。 もちろん「CAKE」でも「ROSE」でもなんでもかまいません。4文字共が異なる文字であればOKです。(GIGAやJOJOやBAKAはNGということです) パスコードを使い回す場合(後述)は、特に忘れない単語にしましょう。


「B」「A」「N」「K」にそれぞれ、「9」「8」「7」「6」を入力します。
出来上がったら保存しましょう。

これで、今後は「BANK」という単語だけを覚えておけば、こども銀行の暗証番号は「9876」だと読み取ることが出来るようになります。


もちろん、「別の暗証番号」の銀行キャッシュカード、例えば、おもちゃ銀行の暗証番号「1234」も同様に「BANK」というパスコードでアカウントを作成すれば、たった一つの「BANK」という単語を覚えておくだけでまったく異なる4桁の数字をすべて管理する事ができるようになります。
しかも「BANK」という単語が他人に知られない限り、アカウント画面を他人に読まれても解読しようがありません。暗証番号そのものもiPhone/アプリ内に保存されていません。

ある4文字の単語さえ覚えておけば、何十枚のキャッシュカードを持っていたとしても、何十台の携帯電話(SIMカード)を持っていても、その暗証番号/PINコードを管理する事ができます。もちろん、4桁を越える数字も設定可能ですから、他にも沢山の応用範囲があるでしょう。パスコードは6文字に設定して、6桁の数字を記録し、そのうちの前から4桁のみを利用するなんてマニアックな使い方も可能です。(パスコードはMARIKO、PIN番号は987654で、本当の暗証番号は9876、というような使い方)

WordPINは、保存しない、表示しないというユニークな方法論ですので、アイデア次第でよりセキュリティを強化することもできそうです。