2014年7月7日月曜日

60分待ってね。写真現像を再現した無料の高画質カメラアプリ。

1-Hour Photo
  • OS:iOS6.0以降
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • 綺麗なモノクロ写真を撮りたい方。
    • 昔の現像待ちの感覚を楽しみたい方。
    • 粒子感のある画像を再現したい方。
  • チェックポイント:デジタルカメラ時代ですから、撮った写真をすぐ見ることができるのは当たり前です。でも、それを60分待つという時間が、意外にも楽しく、ワクワクするものだということを、思い出させてくれたアプリです。
そういえば、フィルムカメラの頃は、撮った写真は現像してプリントしなければ鑑賞することができませんでしたね。早くても小一時間は待たされるのは当たり前でした。フィルム代も現像代も必要ですから、フィルム1本取り切るまでは現像に出さず、次の撮影の機会まで持ち越すことも多かったですね。今のように撮ったその場で、その1枚だけをすぐに見るなんてことはできませんでした。

この1-Hour Photoでそんなことを思い出しました。1-Hour Photoは、待たされるカメラアプリです。1枚撮影ごとにおのおの60分待たなければ、撮った写真を見ることができません。なんて時代に逆行したまどろっこしいアプリなんだろう、と当初は思いましたが、評価してみると、この待ち時間が意外に楽しいものなのです。

インターフェースはシンプルで、設定等は全くありません。


撮影もシンプルに、シャッターボタンを押すだけです。試しにSwatchのくせに長年使い込んでいる時計を撮ってみました。
事実上、取り直しができないアプリですので、撮影時には、結構ドキドキしますし、いろいろと考えながら撮るようになりますね。趣味な方には、写真撮影そのものを楽しめるアプリでしょう。


撮影ボタンをタップすると1時間後に戻ってね、とのメッセージが表示されます。この時点ではもう、待つしかありません。もちろん、続けて撮影はできますので、 好きなだけ撮影をしましょう。現像のシミュレーションとはいえ、フィルム代・現像代は必要ありませんから。


現像処理中は、アプリアイコンにバッジがついて、処理中の枚数を表示してくれます。



処理が終了すると自動的にカメラロールに保存されます。

どのような処理を行っているのか定かではありませんが、素材感や立体感をうまく強調してくれるようです。また、少々露出の足りない(暗い)場面でも、うまく現像してくれます。


キャプチャ画像でお気づきの方も多いでしょうが、恥ずかしながら、現像してから腕時計を逆さまに置いたことに気がつきました(T_T)
こんな失敗も1-Hour Photoならではと言えるでしょうか・・・

時々、1-Hour Photoで撮ってみるのですが、待つという効果がこんなに面白いものだとは思いませんでした。あなたも会心のワンショットを狙ってみませんか。