2015年10月13日火曜日

マインドマップとはひと味違う、画期的なカード型プロジェクト管理ツール。タグの使いこなしがキーポイントです。

iOrganize
  • OS:OS X 10.7 以降
  • 掲載時の価格:120円
  • こんな方にお勧め:
    • KJ法的な思考ツール、プロジェクト管理ツールをお求めの方。
    • マインドマップのツリー的な管理よりも、もっと関係性が複雑な事象をまとめたい方。
    • 複数のプロジェクトに関わる事項を横断的に管理したい方。
  • チェックポイント:デベロッパ曰く、「今までの常識を破壊する(paradigm-breaking)ツール」だそうです。ちょっと大袈裟な気もしますが、確かに可能性を秘めたアプリと言えるでしょう。
最初、iTunesの説明を見た時点では「ん〜?、これってKJ法でしょ?」と思いました。とはいえ、KJ法的なアプリはMacには珍しいので、試してみました。
付箋型のカードを使うという点では、KJ法と同じなのですが、どうも考え方が少し違うようです。

極々簡単に言ってしまえば、KJ法的なコルクボードとGmail的なタグ機能を組み合わせたもの、でしょうか。アプリのアプローチ手法を理解するまでに少し時間がかかりましたが、なるほど、これは画期的な方法かもしれません。

アプリの外観はコルクボードです。左側に並んだタグの一覧が、少し風変わりに見えるかもしれません。

ところが、カードにタグを貼り付ける(文字通り、ドラッグ&ドロップで左のタグリストからカードにタグを貼り付けます)と、これが、一変します。


このタグはGmail的なタグ機能的な感覚で捉えると良いでしょう。
通常時に中心部にある「Inbox」というのが、受信トレイ、つまり最初にカードを描き込んで入力/ストックされる場所になります。

タグを付加すると、それぞれフォルダ的に収納されます。「Inbox」から消えて、個々のタグ階層に降りなければ見ることができません。タグ階層に降りるには、望むタグを左のリストから中央部のサークルにドロップします。
もちろん、タグはそれぞれのカードに複数個割り当てることができます。


普段、メールをGmailで、タグで管理されている方であれば、コツをつかむことができるでしょう。

まず、Inboxにどんどんとカードを貯め込み、必要なタグを割り当て、様々な角度から分析したり、カードに納期を指定して、プロジェクトごと(これもタグで管理します)に俯瞰することができます。

う〜ん。
コレ、使ってみないとわからないだろーなー。文章や図面、動画であっても説明しにくいアプリです。
とは言え、プロジェクト管理や進捗管理、ウィッシュリスト作成には絶大な効果がありそうです。キーポイントはタグの作成と管理のような気がします。

こういう生産性向上ツールが大好きなので、しばらく試してみようと思います。こういう思考ツールが120円程度なら、充分元がとれますね。

新しい発見があったら、報告いたします。