2013年11月29日金曜日

手軽さと、さり気ないインターフェースが秀逸。GPS情報を削除してプライバシーを守る。

deGeo - Geotag Remover
  • OS:iOS4.3以降
  • 掲載時の価格:100円
  • こんな方にお勧め:
    • iPhoneで撮影した写真を頻繁にSNSに投稿する方。
    • 時々メールで写真を送る方。
    • 写真のプライバシーを守りたい方。
  • チェックポイント:カメラロールに保存するだけなら、事前設定不要。2タップで個人情報をキレイさっぱり削除してくれます。
知っている方は知っていて、気を遣っている。でも知らない方はま〜ったく無頓着なのが、写真のEXIF情報です。
iPhoneを含む電子機器(デジタルカメラ)で撮影した画像データには数多くの情報が書き込まれています。カメラメーカー、型番、露出、シャッタースピード、ISO感度、カラーバランスといった撮影データはほぼ全機種で記録されています。そしてGPS機能を持つデジカメやiPhoneには更にGPSによる位置情報(ジオタグと呼ばれます)が書き込まれています。この位置情報は経度と緯度が絶対座標で書き込まれていますので、どこで撮影したものなのかが特定できるわけです。
そう、ということはSNSに投稿したあなたの写真から、ジオタグと撮影日時を基に、あなたの過去を探ることも不可能ではないのです。昨日は渋谷で飲んだ、なんて写真が実は3日前の新宿で撮られた写真だとバレることもあるし、解析できる写真の枚数が増えれば、あなたの行動範囲はもちろん、場合によっては自宅や勤務先を特定する事も不可能ではないのです。
対処方としては、そもそもGPS情報を記録しない(設定からGPSの利用を停止する)のが最も簡便なのですが、意外と自分自身では何時何処でその写真を撮ったのかを知りたいことはあるものです。メモ代わりに写真を撮る方は特にそうですよね。わたしも酔って徘徊した先で見つけた隠れ家的なお店を、とりあえず玄関先を撮影しておいて、後で場所を確認するなんて事があります。
ということで、必要な時にジオタグを削除してくれるアプリの出番です。
このdeGeoは起動して、カメラロールの画像を選択、「シェア」ボタンをタップするだけで個人情報に関わるEXIF情報を削除してくれます。面白いのがインターフェースで、ボタンタップをして操作するほかに、下向きにスワイプで保存先選択(シェアボタンと同じ機能)、上向きスワイプで選択した画像を解除できます。基本的に何も考えなくてもよい作りがされていると言っていいでしょう。そのため、あえてEXIF情報を閲覧・修正する機能はありません。目的からして、必要無いですね。

EXIF情報を削除するのなら、GeoGone等の無料版(広告入り)のアプリもありますが、わたしはどうも画面の1/8を占拠する広告が好きになれない(他にも理由はありますが)し、EXIFのチェックであれば別アプリ(というか、MACやPC)を利用しますので、こちらのアプリをお勧めする次第です。
EXIFの閲覧(書換は不可)と削除の両方ができて、なおかつ広告なしをご希望の場合はLoooksというアプリがありますので、ご参考下さい。