- OS:iOS9.0以降
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- safariでのウェブブラウジングで広告を削除したい方。
- 少しでもサクサクとブラウズしたい方。
- 不要なプライバシー洩れを防ぎたい方。
- パケット量を少しでも減らしたい方。
- チェックポイント:iOS9から実装された、safari用のコンテンツブロッカーに対応したアプリです。ややプライバシーフィルタに重点があるようで、そちら方面が気になる方にはオススメです。
コンテンツブロッカー自体は、特定のURLを示す文字列をデータとして持ち、そのデータに従って所定のURLを読み込まない、というものです。そういう点では、どのアプリを利用したとしても「できる事とできない事」は基本的に同じです。
ただし。
その「特定のURLを示すデータ」つまり、広告サーバーの収録数がそれぞれのコンテンツブロッカーの能力差として現れます。 ぶっちゃけ、データ量が多ければ多いほど、トータルとしてそのアプリの能力が高いという事になります。
さて、safariのコンテンツブロッカーには主に5つの機能があります。
- 広告の除去
- 個人情報のトラッキング除去
- cookieの除去
- ウィジェットの除去
- 画像やスクリプトの読み込み禁止
ということで、無料の、あるいは無料セール中のコンテンツブローカーアプリをそれぞれ試して見ました。
今回ご紹介のStop Adは、広告ブロックのデータ数よりもプライバシーフィルターの収録数が多いという、やや珍しい部類のブロッカーアプリです。
実際のところ、プライバシー関連のデータ収集については、ユーザーサイドではほとんど認識することができません。そのため、プライバシー関連の強力なフィルタをもつコンテンツブロッカーの方が頼もしいとも言えます。
特に、海外系のトラッカーはえげつないものが多いようなので、避けて通りたいものです。
とは言え、主たる機能の広告除去機能が不足していると、メリットが少ないのも事実です。そんな時は、複数のコンテンツブロッカーを同時に使ってみましょう。
実際に試してみましたが、複数個のコンテンツブロッカーを同時利用することで、大きな弊害は感じられませんでした。もちろん、一部のサイトではページ自体がまったく表示されないというような事例がありますが、そもそもそのようなサイトではコンテンツブロッカーを外した上で利用すれば良いのです。あるいは、safari以外のブラウザを利用するのがよいでしょう。
ちなみにsafariのURL表示欄にあるリロードマークを長押しすると、コンテンツブロッカーを利用せずにページを再読込することができます。
Stop Adと併用して利用するお勧めのブロッカーとしての一つは、Ad Shieldです。日本語にも対応していますし、ブロック出来る機能もStop Adよりも多く用意されています。特にcookie削除機能は必須とも言えますし、必要に応じてスクリプトも全部削除できるのが強みです。
更に、日本語/日本人向けサイトの広告をより積極的に削除するために1Blockerにカスタムフィルタを組み込んだり、 アド消しくんを併用すると、ほぼ完璧と言える状態を作ることができるでしょう。
もっとも、何処まで対処したとしても、コンテンツブロックが効くのはsafariのみ、なので、他のブラウザやアプリでは効果がありませんので、ご注意ください。
ブラウザに限らず、アプリ内でも広告を消したい場合はやはり、Weblockの利用(Wi-Fi利用環境限定です)が一番ですね。
ちなみに。
今回はiPadでのレビュー画像です。
というのも、わたしはまだiPhoneにはiOS9をインストールしていません。iOS8よりもバグが多い感じですし・・・ただ、iPadならばややメリットもあるかと思い、インストールしてみました。