- OS:OS X 10.6 以降
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- 普段に英語をはじめとする外国語のウェブページや文章を読まれる方。
- 使い勝手の良い翻訳アプリをお求めの方。
- Google翻訳だけでなく、Bing翻訳やその他の翻訳サービスを切替ながら利用したい方。
- チェックポイント:Google翻訳をはじめ、Bing翻訳やその他の翻訳サービス、辞書サービスを切替ながら利用する事のできる翻訳アプリです。
実は、このTranslateQ、ご紹介に至るまでちょっと悩みました。
Mac Appストアからダウンロードしたままの状態だと、どうにも使い辛いし、動作もなんだかおかしいと思えるところがあったのです。
でも、デベロッパの「掟破りのバイナリ差替え」と、設定の変更でほぼ満足のいく動作をしてくれるようになったので、ご紹介いたします。
TranslateQは通常はメニューバー常駐型のアプリです。翻訳したいテキストを記入するか、貼り付けて利用する事ができます。
でも、TranslateQをこのように使う事はほとんど無いでしょう。なぜなら、翻訳したいテキストをマウスでなぞって、Fnキーをワンプッシュするだけで簡単に翻訳する事ができるのですから。ただし。ワンプッシュ操作を可能にするには少し仕掛けが必要です。
ワンプッシュ翻訳を可能にするには、デベロッパのウェブページからバイナリファイルをダウンロードして、あなた自身でファイルを差し替えるという操作が必要です。
ファイルの差替え方法はダウンロードしたdmgファイルの中に解説ビデオがありますので、それを参考にしながら作業しましょう。
ファイルのダウンロードはこちらです。
(念のため。添付のビデオをご覧になっても、ファイルの差替え方法がわからないという方は、無理をされない方が良いでしょう。)
バイナリの差替えが完了したら、アプリを再起動して、ホットキーを選択するだけです。既にFnキーに他のアプリに割り当てている方は、他のキーと組み合わせて利用する事もできます。
TranslateQには、ワンプッシュ翻訳以外にも便利に利用できる方法がありますので、あえてバイナリ差替えをしないという選択も可能です。
サービスに登録する事が出来ますので、翻訳したいテキストをなぞって、右クリックからコンテキストメニューを表示して翻訳する事もできますし、テキストをコピーするだけで自動的に翻訳させることもできます。
設定画面はこのようになっています。一番上の「常に前面表示」と「カーソル位置に表示する」の設定は、メニューバーから利用する場合は、意味が無いようです。
こちらの設定画面で「Menu bar Translation」のチェックを外すと、ウィンドウアプリとして機能します。おそらく前述の2つの設定はこのウィンドウアプリでのみ有効のようです。メニューバーから表示させると常に全面表示ですし、表示されるウィンドウの位置は変わりません。
ウィンドウ表示にして、カーソル位置に表示を有効にすると、わたしの場合は使い辛いと感じました。
なお、ウィンドウアプリとメニューバーアプリの動作を切替得る際には、アプリの再起動が必要です。
翻訳サービスはご覧の通り、Google翻訳とBing翻訳以外にも用意されています。ただし、日本語への文章翻訳が用意されているのはGoogleとMicrosoftだけです。
TranslateQのクリップボードの自動認識機能とPopClipの組み合わせは、もう最高と言える快適さです。(PopClipのレビューはこちらです。)
最後に。TranslateQにはライセンスキーの項目があるのですが、どうやら元々Mac Appストア外(デベロッパのウェブページ)で配布されているのトライアル用バイナリと同じものだからのようです。少なくとも今のところ、機能の制限がある様には見えません。もっとも、制限があったとしても1ドルならば、本当に便利な翻訳アプリなので、買っちゃいますけど。