- OS:OS X 10.7 以降
- 掲載時の価格:240円
- こんな方にお勧め:
- アウトラインエディタをお求めの方。
- 文筆家の方。
- 効率よく文章を執筆、構成したい方。
- 直感的なテキスト入力/編集ツールをお求めの方。
- チェックポイント:iCloud経由で他のデバイス(例えばiPhone)と同期することも、Evernoteと連携することも、opml形式で保存することもできるアウトラインエディタです。
- 1ペイン表示型で、本文とアウトラインの区別がない。
- 見出しと本文の区別がない。
世に様々なアウトラインエディタがありますが、現在入手可能で、この伝統的なスタイルを踏襲したアプリは非常に少ないのです。
文書作成/思考/構成/推敲のためのツールとしてアウトラインエディタを使うのであれば、当鑑定団では強く、強くこの伝統的スタイルを持ったアプリをお勧めします。その一つがこのCloud Outlinerです。
パッと見た目は、2ペインに見えますが、左ペインはファイルマネージャーですし、1ペイン表示にすることもできます。
初回起動時に、ニュースレターの登録をするかどうかを尋ねられます。お好みに応じてどうぞ。
アプリ自体の表示は英語表記ですが、もちろん、日本語を扱うことができます。
ただし、もともと英語での記述を前提にショートカットキー配列がされているようなので、まずは設定画面(Preferences)を開いて、キーを変更しましょう。
とりあえず、上から3つめまでを変更すれば、快適に日本語入力できるようになるでしょう。わたしの場合はATOKを利用しているということもあり、
- Add new row (新しい行を追加) :コマンドキー+リターンキー
- Add child row (子になる行を追加) :シフト+コマンド+リターンキー
- Add aunt row (親になる行を追加) :コントロール+シフト+リターンキー
また、設定画面ではiCloudとの同期の有無や、アウトライン表示のデフォルト(標準)設定を行うことができます。
文筆にCloud Outlinerを使うのであれば、複数行表示を標準設定にしておいた方が良いでしょう。
メニューから表示を変更することもできます。
Cloud Outlinerは通常はiCloudにファイルを共有するのですが、上述の通り、Evernoteに保存することもできます。また、opml形式で保存することもできます。
ちなみに、Cloud Outlinerでファイルのバックアップをとる裏技的な方法もご紹介しておきましょう。
まず、左ペインのアウトラインマネージャの画面上、ファイル名の上で右クリックをし、コンテキストメニューからDuplicate(複製)を選びます。
それから、複製されたファイルを削除(BSキーあるいは画面下部にある「ー」キー)します。
すると、ごみ箱のなかにCloud Outliner形式のファイルが捨てられていますので、これを拾って別のフォルダに保存しましょう。
Cloud Outlinerは通常1,200円で販売されていますが、ただいまディスカウントセール中です。使い勝手の良いアウトラインエディタをこの金額で手に入れるのはなかなか難しいので、この機会にぜひどうぞ。