2015年4月9日木曜日

PDFのパスワード除去ツール、内蔵オブジェクトの再現ツールが便利すぎる。本日はPDF関連アプリを2本ご紹介。

PDF Unlocker Expert
  • OS:OS X 10.6 以降
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • PDFのパスワードを解除して保存したい方。
    • 複数のPDFファイルからのパスワード除去を一度に行いたい方。
    • PDFファイルの所有者パスワードを持っているが、いちいち解除するのが煩わしいと感じる方。
  • チェックポイント:印刷やコピーが禁じられたPDFファイルから簡単にパスワードを除去して、再利用がしやすいように変換してくれるアプリです。
パスワードセキュリティというものは、もちろん必要に応じて適用されているものですが、正直なところ、個人や組織内部だけに限って利用する場合には、結構煩わしいものです。そんな時、PDF Unlocker Expertを利用すれば、1ファイルずつ保存し直さなくても簡単にパスワードを除去したファイルに変換してくれます。

PDFのパスワードセキュリティは2種類あります。一つはユーザーパスワード。これはファイルの閲覧を禁止するパスワードです。ユーザーパスワードが設定されたPDFファイルは、Mac上では鍵アイコンで表示され、アイコンプレビューも禁止されます。
もう一つは、所有者パスワードです。こちらは印刷やコピーを制御するもので、しばしばプレゼン資料や配付資料で使われています。

PDF Unlocker Expertは所有者パスワードを利用します。PDF Unlocker Expert自体にはパスワード解析機能(あからさまに表現するとパスワードクラック機能)は備えていませんので、利用の際には正当な所有者パスワードが必須です。

PDF Unlocker Expertの左半分はPDFファイルのプレビューとパスワード入力画面、右半分がファイルのリスト画面になっています。

ドラッグ&ドロップにも対応していますので、右側のリスト表示ペインにファイルを放り込みましょう。もちろん、複数ファイルでもOKです。

例えば、ユーザーパスワードも設定されていてクイックルックやプレビューでもこのように↓表示されるファイルでも、

所有者パスワードを入力すれば、ユーザーパスワードも一挙に除去してくれます。


理由があってパスワードを設定しているはずですから、パスワード除去後のファイル取り扱いは慎重にすべきでしょうが、保管や整理を考えるとパスワードが無い方が扱いやすいですね。

PDF Unlocker Expertはただいま無料セール中です。パスワード付きPDFファイルの取り扱いが多いあなたにオススメのアプリです。


↓↓↓↓↓続いて2本目のアプリをご紹介です。↓↓↓↓↓


PDF to PowerPoint Super
  • OS:OS X 10.6 以降
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • PDFファイルをPowerPointファイルに変換したい方。
    • PDFファイルをプレゼン資料にコンバートしたい方。
    • PDFファイルをPPT(X)に変換して編集したい方。
  • チェックポイント:PDFファイルをPowerPoint書類に変換してくれるアプリです。ただ単純にPDFを画像に変換してPowerPointに貼り付けるのではなく、PDFの元書類(例えばWord等)のデータを復元しますので、PowerPoint上で「個々のオブジェクトの再編集」が可能です。
実際に幾つか変換してみましたが、精度も高く、元書類のオブジェクトが再現されていますので、PDF書類を元に資料を再編集(再作成)される方は、とても重宝することでしょう。
使い方は簡単で、変換したいPDFファイルを右側のリストペインにドラッグ&ドロップするか、ファイルを選択するだけです。

パスワードの設定されたファイルでも、パスワードを外すと同時にPowerPointに変換してくれます。(もちろんあらかじめ所有者パスワードが必要です)

変換されたPowerPoint書類は下図↓のように、オブジェクトの選択と再編集が可能です。


もちろん、すべてのPDFファイルでオブジェクトの再編集が可能な訳ではありませんが、意外と編集可能なファイルは多いものです。
PDF to PowerPoint Superは、PDFしか入手できないけれども、データを再利用して活用したい時などに活躍してくれるでしょう。ただいま無料セール中です。