DIME 2016年5月号
コンビニで見かけたので買ってみました。
ご想像いただけると思いますが、雑誌そのものや記事に引かれたわけではなく、おまけ(付録)が面白そうだったので・・・
そのおまけが、スマートフォンで利用する「クリップオン レンズ」なのですが、実際に試してみたところ、意外に使えるシロモノでしたのでご紹介です。
DIMEという雑誌自体がカタログ雑誌というか、商品広告雑誌なので、誌面自体に魅力を感じるかどうかはさておいて、暇つぶしのタネ+「スマートフォン用レンズ」の価格としては780円は妥当でしょう。
ちなみに、この手の付録付き雑誌が発売されるたびに繰り返されていることですが、既にネット上の通販ではほぼ品切れ。マーケットプレイスやオークションでプレミア価格で販売されています。
でもまだ、巷のコンビニや書店でも販売されていますので、気になる方は街に出てみましょう。
これが、付録のクリップオン レンズです。ちゃんとレンズキャップがついている点で好感度が高いですね。ただし接眼側(iPhoneに接する側)にはカバーがありませんので、過信は禁物です。
本体は、カバーを含めて4つのパーツで構成されています。
クリップ、マクロ(接写)用レンズ、広角用レンズ、キャップです。マクロレンズは単体で利用しますが、広角用レンズはマクロ用レンズと合体させて利用します。
iPhoneに装着してみました。この写真程度の薄いカバーであれば、そのまま利用できますね。ご覧のように、フラッシュライト部分は隠れてしまいますので、暗い場所での利用は難しいでしょう。
個人的に活躍しそうなのが、広角レンズよりもマクロレンズですね。Macのキーボードを接写してみましたが、ここまで寄ることができます。アルミの質感もわかります。
もちろん、単純にクリップオンするだけのレンズですし、レンズ素材もプラスチックですから、レンズ収差は当然の様に出ます。
接写レンズはケラレが目立ちますし、広角レンズは樽型の収差が出ています。
でもケラレはトリミングで回避することができますし、そもそも接写レンズは一眼カメラの高級品でも周辺光量が不足して当たり前です。それがiPhoneで手軽に、しかも数百円の金額でこのレベルの接写ができるのであれば充分と言えるでしょう。
一方、広角レンズでの収差については、iPhoneのアプリで簡単に修正できます。
以前にご紹介したSKEWを使えば、樽型収差の修正も一発です。トリミングやパースの修正もできますから、特にクリップオン レンズを利用する際には必需品でしょう。
SKEWは現在無料で配信されています。当鑑定団でもお勧めの逸品アプリなので、ぜひとも入手してください。