2016年3月6日日曜日

El Capitanだろうがなんだろうが、とにかく快適なタイピングのためにNoisy Typerが使いたい!

Noisy Typer
  • OS:MAC OS X
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • 文書あるいはコード入力中に行き詰まった方。
    • うるさいキーボード音の好きな方。
    • ノスタルジーに浸りたい方。
  • チェックポイント:OS XはMavericks以降、様々なセキュリティ対策が強化されています。バージョンを重ねるたびにより強力なプロテクトが採用されています。アクセシビリティの許可項目もその一つです。
実は、アクセシビリティ項目はOSのフック、つまりOS Xの動作に割り込んで所定の動作を行う一連のアプリを管理しています。おそらく、キーロガー(キー入力を記録するアプリ)等のアプリが無条件にインストールされることがないようにという配慮から、Mavericks以降のセキュリティ対策の強化項目となっているのでしょう。

Appストアで入手した正規のアプリで、Mavericks以降の対応がなされている場合は特に問題ないのですが、Noisy Typerのような非正規かつ、OSフックを行うアプリはそのままでは動いてくれません。

先日、当鑑定団をお読みになった方からのご質問に、個別にお答えしたのですが、El CapitanでもMavericksの時と同様の手順で動作するようです。
一応、念のために一旦Noisy Typerをアンインストールしてから再インストール、再起動を経て試していただきました。

で。
Noisy Typerには、一つ困った点がありまして・・・
時々、タイプ音が出なくなるときがあるのです。

どのタイミングでタイプ音が出なくなるのかは、ハッキリとしないのですが、どうやらスリープからの復帰時に音が出なくなることが多いような気がします。スリープ復帰時に必ず音が出なくなる訳ではないのですが。

音が出なくなったNoisy Typerを復旧するには強制終了させて、再起動するしかありません。
ところがNoisy Typerはフェイスレス(画面やアイコンを持たない)アプリのため、Dockやメニューバー、あるいは強制終了メニューから終了させることができません。

ということで、Noisy Typerを快適に使い続けるための手順です。
まず、ベタな方法のご紹介です。

アクティビティモニタを起動してNoisy Typerの項目を探しましょう。

 そして、強制終了します。


その後、あらためてNoisy Typerを起動すれば、再び心地よいタイプ音を満喫することができます。

上記の方法は確実なのですが、正直言うと面倒くさいです。
なので、Automatorを利用してこの手順を自動化しましょう。以前にAutomatorでアプリを再起動する手順をご紹介しましたが、その応用編です。

Automatorを起動して、新規にアプリケーション作成を選びます。


まず、「シェルスクリプトを実行」を選んで、「Killall NoisyTyper」と入力します。


次に、「アプリケーションを起動」を選び、Noisy Typerを選択します。


念のために、テスト実行をして動作することを確認しましょう。実行後にNoisy Typerの起動画面が表示されれば成功です。


後は、アプリケーションとして書き出せば完了です。


さらに、NoisyTyperのウェブページのコメントには、シェルスクリプトのみでオートマチックに再起動させる手順が寄稿されています。
#!/bin/sh
PID=`ps aux|grep -m 1 NoisyTyper.app|cut -d ‘ ‘ -f 5`
echo “killing pid #”$PID
kill $PID
echo “restarting NoisyTyper”
open /Applications/NoisyTyper.app
こちらのスクリプトを利用した方が動作も早いですし、再起動の画面が表示される事もありません。ただ、再起動したことが確認しにくいので、あなたのお好みにあわせてお好きな方をご利用下さい。



Noisy Typer公式配布サイト