- OS:iOS6.0以降
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- アプリ開発者の方。
- アプリの開発を目指す/志望している方。
- アプリ開発の営業担当の方。
- アプリ開発に携わるすべての方。
- チェックポイント:これはスゴイ。簡単。今までアプリのモック作成ツールは幾つも試しましたが、本当にこのPOPは簡単で、短時間でモックを作ることができます。しかも無料。デベロッパ曰く、まだ未完成の製品なので無料で提供するとのことです。何とも慎ましやかな態度です。
プロトタイプはある程度プログラミングを進めて動作するもの、と定義した場合、往々にしてその前段階で、アプリのイメージがわかるモックを組み立てた方がプロジェクトはスムースに進みます。たとえ、一人で開発していたとしても、モックの作成はアプリのクオリティアップに役立つでしょう。
・・・なのですが。このモックをつくる良いツールというものがほとんどありません。そのため、クライアントにアプリの提案をするなど場合には、リスク覚悟でプロトタイピングを行うか、あるいはアプリの(仮)画像と遷移図をPowerPointやExcelでまとめて一覧や表形式にしたものを提出することが一般的です。わたしもPowerPointで仮画像を作ってスライドショーにしたものをよく使います。
でも、この方法だとアプリ自体の動きそのものはわかりません。クライアントの反応も正直、悪いんですよねぇ。プレゼン時に「このボタンをタップすると・・・この画面に遷移して・・・」などと説明しますが、クライアントが慣れた方でない場合は、やはりイメージが伝わりにくいようです。
ところが。モックを作成してプレゼンすると、驚くほどの効果があるのです。実際、以前に別のモックアップツールを使ってプレゼンを行い、即決で受注をしたことがあります。
今回レビューのPOPは超簡単、超効果的にモックを作成するツールです。
まずは、プロジェクトの登録をしましょう。これから作るモック(アプリ)の名前を登録します。
「+」ボタンをタップするとプロジェクトが追加できます。まだアイデア段階ですし、プライベートで登録することをお勧めします。「Private」のスイッチをオンにしておきましょう。
で、モックに利用する画像を登録するわけですが、このPOPの凄いところは、紙に手書きをした画像を取り込んで利用できるというところです。
撮影した画像は自動的にリサイズされます。また、カメラロールから取り込むこともできますので、もっと本格的にPhotoshop等のツールで作成した画像を利用することもできます。カメラ撮影からの取り込みは、この↓動画を観てみてください。
画像を取り込んだら、動作範囲指定を行います。ここで指定した部分をタップすると別の画面に遷移します。
動作指定の動画はこちら↓です。旧バージョンの画面なので、追加ボタンの位置が異なりますが、手順は同じです。
次の画面にどのように切り替わるかの動きも指定することができます。
で、この作業を数回繰り返せば、モックの完成です!
再生ボタンをタップすると、実際のアプリのように振る舞ってくれます。
あ!注意!再生モードから編集モードに戻るには、iPhoneの左側面にあるボリュームボタンの「下ボタン」を押してください。
ユーザー登録をすれば、さらにプロジェクトを追加したり、複数人でプロジェクトを共有し、コメントやノートをやり取りすることができるようになります。