2016年4月28日木曜日

公衆LANを頻繁に利用する方には必須のアプリ!かも。ネットワークに潜む不審者を監視するアプリ。

Firewall Guard Pro
  • OS:OS X 10.9 以降
  • 掲載時の価格:240円
  • こんな方にお勧め:
    • あなたのMacでより強固なセキュリティを確保したい方。
    • ウィルスチェックは行っているが、不正アクセス対策も施したい方。
    • Wi-Fiネットワークの「タダ乗り」や不審者の参加を監視したい方。
  • チェックポイント:ネットワークアクセスを監視するアプリです。Windowsでは見かけることがありますが、Macでは比較的珍しいタイプのセキュリティアプリです。
起動すれば、自身の参加しているネットワークを監視し、新たな機器がネットワークに接続したり、あるいはあなたのMacに攻撃(不審なアクセス)を試みようとする機器を検知して通知してくれます。

このFirewall Guard Proは、アプリそのものも特徴的なのですが、それ以上に「すぐに使えて設定が簡単」というのが非常に優れたアプリです。設定が簡単と記しましたが、実際には設定らしい設定も無く、基本的には常時起動しておくだけで、あなたのMacのセキュリティとあなた自身のセキュリティ意識を高めてくれます。

Firewall Guard Proを起動すると、毎回下図のメッセージが表示されます。

 Firewall Guard Proはメニューバー常駐型のアイコンアプリなので、炎の盾(Fire Shield)型のアイコンが表示されているかどうかを確認しましょう。もし、アイコンが表示されないようであれば、Macを再起動するのが良いようです。ちなみにわたしの環境では不具合もなく、毎回キチンとアイコンが表示されます。

メニューバーのアイコンをクリックするとメニューが表示されます。上から3つ目までの項目をそれぞれオンにしましょう。

実は、設定はたったこれだけです。
「ネットワーク接続の監視」では、あなたの利用している社内あるいは自宅のLAN環境に、あらたな機器が参加した際に通知をしてくれる機能です。
「ネットワークからの攻撃監視」では、あなたのMacに対して何らかの攻撃が仕掛けられたときに通知してくれます。
Firewall Guard ProはメモリもCPUも使用率は低いので、3番目の項目もオンにして、常時起動するようにしておいた方が良いでしょう。

このFirewall Guard Proを評価していて、少々気になったのが、セキュリティ対策として効果があるのかどうかが実感「しにくい」というトコロだったりします。
もちろん、効果がないわけではないのですが、単純なポートスキャンやポピュラーなポートに対するアクセス程度では反応しないようです。

ARPスプーフィング(かなり悪質なハッキング行為)に対応しているらしいのですが、今現在、それがテスト可能な環境がありません。かなり昔に、実験用にそんな環境を構築したことがありますが、当該PCの老朽化と共に、環境を破棄してしまいました。まあ、そのうち気が向けば本格的にテストするかもしれません。

ネットワークへの機器参加監視機能はキッチリと動作しており、新たな機器をネットワークに参加させる度に、通知センターからお知らせしてくれます。
不正アクセス対策のアプリなので、ある意味、何の反応もなく動作だけをし続けてくれるのが最も好ましいと言えます。

転ばぬ先の杖、というヤツですね。

不特定が接続する公衆ネットワークを多用される方には、不埒な悪人からあなたの身とMacの情報を守るためにご活用下さい。