- OS:Windows XP以降
- 掲載時の価格:無料
- こんな方にお勧め:
- 長文を執筆される方。
- キチンと章立構成をされたい方。
- Windowsでフリーのアウトラインエディタをお求めの方。
- Scrivener2のWindows版はまだぁ・・・と言う方。
- StoryMillのWindows版って、ないの?という方。
- チェックポイント:Windows上で動作する執筆者向けのアウトラインエディタ/ストーリーエディタです。
章立て、シーン構成、ロケーション(場所)やキャラクターシートをそれぞれ構成して管理する事ができます。
事の始まりは・・・
「小説書きたいんだけど、いいアプリないかな?」
「あ〜、それならMacJournal、Scrivener2、StoryMillかなぁ。有料アプリだけど。」
「フリーのアプリは、ないの?」
「だったら、EvernoteかOneNote 。」
「キャラクターシートやシーン機能が欲しい・・・」
「なら、やっぱりScrivener2かStoryMillだな。」
「Windows版ある?Macは持ってないから。」
「えっ?」
・・・ということで、探してみました。Scrivener2あるいはStoryMillのWindows版を。
当然のことながら本家本元ではScrivener2もStoryMillもWindows版はリリースされていません。(ScrivenerについてはVer.1であればWindows版がリリースされています。)
そこで、代替アプリを探して幾つか試した中で最も良かったのがこのyWriterです。
yWriterのデベロッパはMacユーザーに対してScrivener2を勧めていますが、アプリの構成はScrivener2というよりも、ほとんどStoryMillです。
こちら↓が yWriterのメイン画面。現在手元に評価利用可能なWindowsマシンがないため、英語表示のままですが、言語設定をJapaneseに切り替えれば、日本語での表示と利用が可能です。
そして、こちら↓がScrivener2のメイン画面。以前にご紹介した通り、日本語化できるのが強みですね。
でもって、こちら↓がStoryMillのメイン画面です。(マジで執筆中の原稿画面なんで、モザイク入れてますが、ご容赦ください。)
というわけで、見比べていただければ、一目瞭然ですね。yWriterって、StoryMillにソックリです。
以前、Windowsをメインに利用していた時にも様々なアウトラインエディタやキャラクターシートの作成アプリを試しましたが、このyWriterほど多機能で使えるアプリはありませんでした。単体で章立てからキャラクターシート、構成や推敲が可能なアプリで、かつ無料となると、このyWriterが最強でしょう。
無料で利用することができるというのが評価高いですね。ただ、デベロッパではカンパを募集しています(ドネーションウェア)ので、気に入って継続利用するのであれば、カンパしましょう。
日本語の表示メニューで利用できるにもかかわらず、そもそもストーリーエディタというものが日本ではマイナーなので、一般にはほとんど知られていないというのが残念です。
小説に限らず、ゲームデザイナやシナリオライターの方にもぜひ使っていただきたいですね。
ちなみに。
Scrivenerは、こちらからだと約半額で購入することができます(原稿執筆時:期間限定)。
yWriter公式ページ